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伝え方が9割

Kindle版が499円で安売りされていたときに、たまたま全額を賄うだけのAmazonポイントが貯まっていたものだから、つい衝動買いしてしまったのが佐々木圭一著『伝え方が9割』。いまだに平積みされているのを見かけるほど、売れてるみたいですね。「はじめに」にあるように、本書は最短距離で、あなたのコトバ/伝え方を磨くためのガイド。同じ内容であっても、伝え方次第で返答が「イエス」にも「ノー」にもなるならば、「イエス」と返してもらえる確率を上げる伝え方、技術を知ろうというものです。必要とされるステップは

  1. 自分の頭の中をそのままコトバにしない
  2. 相手の頭の中を想像する
  3. 相手のメリットと一致するお願いをつくる

とあって、まぁ最初の項は当然として(と言いつつ自分はいまだストレートな表現をメールのなかで使ってしまい失敗とか反省することが間々ありますが)、大事なのは2番目、3番目の項でしょうね......要は相手の立場に立って考えて作戦を練る、という。そして、「相手の頭の中を想像する」ときの、とっておきな切り口として、以下の7つが紹介されています:

相手の頭の中を想像するというより、いかに相手を持ち上げるかみたいな項もありますが......そして「強いコトバ」をつくる技術として

の5つが紹介されていました。いずれも、与える印象を強めに操作するためのテクニックとしてはまぁ有効なのかなと。自分としては、これらの切り口なり技術を知っておくことで、頼み事が上手になるというよりは、むしろ頼み事をされる立場に立った時に相手の言葉尻に惑わされることなく(口車に乗せられることなく?)適切な判断を下すことができるかも、という意味でちょっとは役立ったかなと。

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