a-blog cmsってなに?
著
7/23の覚え書き。公的機関Web担当者のためのアクセシビリティセミナーの初回を実施、その後の反省会(謎)に参加した後、渋谷のStocker.jp / Spaceへ移動。アップルップルのかずみちさん(@kazumich)が講師をされるセミナー、a-blog cmsってなに?に参加しました。かずみちさんとは、だいぶ昔のCSS Niteか何かでいちど名刺交換はしていたのですけど、久々の再会?となりました。
a-blog cmsの名前は以前からよく目に/耳にしていたこともあり、興味はありました。ただ、それがどういう特長をもったCMSなのか、いざ調べようとなると、なかなか時間を割けないでいたのです。そうこうするうち、実はかずみちさんが勤務先にいらしていたことが判明(出張 a-blog cms 勉強会 しませんか?参照)。そうと知っていれば参加したかったのに......と思っていたら、ちょうど都合よく本セミナーが告知されたので、申し込んだ次第。
実習というのは無かったけれども、Webサイト制作者・運営者視点において、タイトルそのものの問い、つまり「a-blog cmsってなに?」に答えられる程度には、勉強になりました。端的に言えば、HTMLを書くだけで作れるWebシステム、ということだったんですね(裏側ではPHPとMySQLが必要だけどカスタマイズにプログラミング不要)。僕はプログラマーではないぶん、興味深く、また魅力的に映りました。以下、気になったポイント?というか:
- 平均すると、「毎日」どこかで1サイトはa-blog cmsで作られているのだそう。結構、すごい。
- 「基本的には」WYSIWYGを使わない、との思想(スタイルはコンテンツ作成者がWYSIWYGでつくるものではない!)には大いに同意。
- class属性値ベース?でボタンの役割とかが規定されているらしく、PHPやJSが苦手な人が扱えるよう内部設計されているのが面白い。
- アップルップルさんでは、サイト構築を受注すると、a-blog cmsでプロトタイプをまず作ってしまって、そこから細部とか見た目を詰めて行くのだとか。
- ソースの空行が気になった参加者の方よりツッコミが。しかしちゃんと出力設定で余計な空白とかHTMLコメントを削るかどうかの設定ができるという。
- オリジナルのプログラムを書かなくてもDBからデータを引っ張ってCSVとかJSONファイルなんかを生成できるのは素晴らしい。テンプレート上でも、HTMLの要素と要素内容がしっかり分離されていたし。
- 「URLコンテキスト」という考え方が面白い。URL=検索条件の組み合わせをみて、モジュールが何を表示すべきか決まるとのこと。
- php.iniを書き換える権限のないサーバ、ホスティングではa-blog cmsは入れられない。
- コミュニティサイトは不得意、なぜならログインして何かをやるとなると、キャッシュ機能を使えないから。
- 近くBootstrapのテーマができたり、CRMが乗っかるとか。
- 名古屋商科大学のサイトはアップルップルさんが「がっつり作り込んでいる」そう。