第2回「アクセシビリティBAR」秋の文字サイズ変更ボタン祭り
著
10月11日の覚え書き。第2回「アクセシビリティBAR」秋の文字サイズ変更ボタン祭りに参加しました。会場は第1回と同じく個室カラオケ本格中華スプラッシュ 銀座コリドーで、ちなみに僕はこれまでのところ皆勤です……って、まだ2回しか開催されてませんけど。とりあえずどういう内容だったとかは、以下のリンク先をお読みいただければ(適当):
- 第2回アクセシビリティBAR『秋の文字サイズ変更ボタン祭り』に行ってきた - ただのにっき(2011-10-11)
- [Web制作][アクセシビリティ] 第2回アクセシビリティBAR 『秋の文字サイズ変更ボタン祭り』に行ってきた - [ぴ](2011-10-11)
- とぎゃりました、とりあえず。2011年10月11日の #a11ybar - Togetter
- 第2回「アクセシビリティBAR」秋の文字サイズ変更ボタン祭り 開催 | 水無月ばけらのえび日記
bAの太田さん、もといばけらさんのスライドが素晴らしいので(なんとビックリ表紙を含めて総ページ数86)、基本的にはまずそちらを見ていただくと良いと思います。個人的にはPowerPoint形式にしろPDF形式にしろ、閲覧するにはちょいと不便に思っているので、SlideShareあたりでの公開をお願いしていたのですが……まぁこだわりません。
文字サイズ変更ボタンについては、自分のなかではとうの昔から「不要」との認識があり、それは2007年に文字サイズ変更ウィジェットという記事を書いた頃から今に至るまで、ほとんど変化していません。むしろ更にひねくれて、ちょっとスクロールダウンしたぐらいで隠れるような位置(たとえばヘッダー)に置いたところで、所詮それを積極的に閲覧者に使ってもらう意図を感じないというか、設置するなら position: fixed; なスタイルで閲覧者がいつでも文字を大きくできるようにすべきでは?みたいな。今回のアクセシビリティBARを通じ新たな視点なり意見をいただいて、従来の認識に変化が生まれることを期待していたものの、残念ながらそうはなりませんでした。自分なりの総括をするなら:
- たださんが指摘されたように、実際にそのボタンがどれだけ利用されているかという客観的なデータがないと何とも言えない、というのはごもっとも。さぁ、文字サイズ変更ボタンを置いているWeb担当者の皆さんはLet's 計測(という他力本願)。
- やはり立場が偏れば出てくる意見も偏りがちというのは世の常でして、これは会場でコメントしたことですけど、Webサイトの制作者のみならず利用者やブラウザベンダーの中の人も一緒になって議論をしたいところです。
- 某IRサイト評価機関の定めた評価項目に文字サイズ変更ボタンの有無が含まれていたことが、一部企業のあいだで流行(ってほどでもないか?)した遠因かも、というお話について。これも、評価機関側がなぜ設置を推奨したかという動機なり背景がみえないことには何とも言えませんが、しかしそれに対し何ら疑問を抱くことなく脊髄反射的に設置したWeb担当者やデザイナーがいたとしたら……残念です。