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ソーシャル・ネットワーク

少し前にTSUTAYAで借りて見た映画『ソーシャル・ネットワーク』。これ、劇場公開中になんとか見に行こうとしてはいたのだけど、結局都合がつかなかったのです。なんでこのタイミングで覚え書きしているかといえば、先週気になったニュースのひとつとして7年がかかりの争いについにピリオド--ウィンクルヴォス兄弟、Facebookへの訴訟を取り下げというのがあったから(さらには今日になって「ソーシャル・ネットワーク」脚本家、Facebookを退会 : 映画ニュース - 映画.comなんて記事も目にしている)。あれー映画の最後で和解金を受け取ったようなことが紹介されてなかったっけ?と思いきや、その記事曰く

2008年にいったん$65M(6500万ドル)で和解したにもかかわらず、その際の金額算定の根拠として誤った情報を与えられたとして、ウィンクルヴォス兄弟は再びFacebookを訴えていた。この訴えは今年4月に第9連邦高裁で棄却されたが、兄弟はそれにもめげず、最高裁まで争う(!)としていた。

なんとまぁ。どこがどう「ハーバードの紳士は訴えない」んだか?あるいは、毒を食らわば皿までって状況だったのかな。ともあれ、これにて一件落着ということであれば、それはそれでめでたい。そして全然関係ないけど、実際のウィンクルヴォス兄弟が激ソックリなのが妙に面白かった。ソーシャル・ネットワーク (映画) - Wikipediaによると、ウィンクルヴォス兄弟役のところにアーミー・ハマーって俳優の名前しかないけど、一人二役だったのね(これも超今さら!)。

映画の感想としては、あまり印象に強く残らなかったのが意外でした。主人公のマーク・ザッカーバーグにしたって、それほど異端児的なイメージを抱かなかったというか、むしろこんな人日本にだって普通にいるよねという気がしていて。FacebookほどのWebサービスを生み出し、ビジネス的に成功を収めることができるレベルってことではなく、あくまでもキャラクター的にという意味でですがね。ネットバブルをリアルタイムで経験し、渋谷がビットバレーなんていう名前で呼ばれていた時期に今の業界に移って来た身としては特に、そう感じるのかもしれないけれど。気になったのはエドゥアルドの何と惨めなことよ......でもWikipediaによるとエドゥアルド本人がこの映画には監修として参加しているハズで、つまりよくもああまで惨めな描き方を了承したものだなと。自分だったら耐えられそうにありません。

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