東北地方太平洋沖地震
著
今日午後、強い地震が東日本を襲いました。僕はちょうど、勤務先のセミナールームで、30人ほどのお客様を前にプレゼンをしていた最中のことでした。自分はどちらかというとじっとせずに、手振りを加えつつ歩き回りながらプレゼンをすることが多く、揺れに気づくのが若干遅れはしたものの、それでも「これはただ事ではないな」とはっきり思えました。なにせ、壁に手を突いていなければ立っていられないほどの揺れ......ビルがもつ免震機能ゆえ、ちょっとした地震でも船酔いしそうなほど揺れることは知っていましたから、冷静さを欠くことは無かったけれど、内心かなり焦らされました。
結局のところ、セミナーのほうは途中で打ち切り。エレベーターの安全が取れる前だったため、お客様には18階から階段で降りていただくことになってしまいました。その後、時間が経ってより多くの情報が入ってくるほど、「東北地方太平洋沖地震」と名付けられた今回の地震がもたらした被害の大きさに、戦慄させられています。まだ被害の全貌が明らかになったわけではないですし、大津波警報・津波警報・余震の続く状況ではありますが、命を落とされた方々のご冥福をお祈りします。自分はというと、JRが本日中の運転を取りやめたこともあり、明日朝までは勤務先で過ごすことにしました。今夜については非常事態ということで、ビルの空調が無償で提供されるそうです。
ちなみに家族とは、地震発生後しばらくしてメール/SMSで安全を確認しあいましたが、やはり携帯電話の音声通話はつながらなくなってしまいましたね。その点、TwitterやFacebookといったWebサービスは特段影響を受けていなかったようですから、今後の連絡手段のひとつとして、利用を勧めるのはアリかもしれません。また、NHKがUstreamやニコニコ動画経由での配信を判断したのは妥当だったと思います。大規模災害時にWebをどう活かすかという点で、多くの教訓が得られているように感じますし、また得なければならないとも思います。