COSMONAUT

2011年1月12日 著

BUMP OF CHICKENの6番目のアルバム『COSMONAUT』、昨年12月15日にリリースされたものの買っていなくて、元日からレンタル開始されていたのを機につい先日借りて聴いたんですが、流石です……安心して聴ける、実に安定したつくり。なかでも、以前からシングルで聴き知っていた『魔法の料理 〜君から君へ〜』『宇宙飛行士への手紙』の2曲の存在感が大きく感じます。前者は、父親になった今だからこそ？一層込み上げて来る何かを感じる名曲。コーラスの「楽しみにして でも覚悟して」って、まぁそこから想起する文脈は人それぞれにせよ、親から子供に伝えるメッセージとしてシンプルでよくまとまってるなぁと。後者は（後者「も」？）凄く切なくなる曲なんだけど、「そしていつか星になって また一人になるから」というくだりが実に諸行無常というか、好きなんだなぁ。この2曲以外では、『分別奮闘記』というちょっと面白くて、いや真面目に歌詞を追うとこれまた泣きたくなって来るんですが（「君の夢がゴミと化して はや幾星霜」って…… orz ）、前のアルバム『orbital period』における『才悩人応援歌』に近い位置づけを感じる、BUMPらしさを個人的にひしひしと感じる曲が好きです。しばらくは『COSMONAUT』をしっかり聴き込んでみます！