Internet Explorer 9の誕生を祝う会
著
9月16日の覚え書き。この日、Internet Explorer 9のベータ版がリリースされ、海の向こうではBeauty of the Webというイベントが催されました。当然のごとくそちらに参加できない僕は、その代わりにとInternet Explorer 9の誕生を祝う会に参加。といっても社内会議やら何やらの都合で、会社からタクシーで急いで会場のマイクロソフト本社に向かったにもかかわらず、最後の45分ぐらいしか参加できませんでした。つまり前半の春日井さんの講演を丸々聞き逃してしまったわけですが、しかし興味深い配布資料をいただけました。特に3ページ目「ユーザーはIEをどう使っているか?」より一部引用:
Windows PCの59%の時間はWebブラウザーに使われている
50%以上のユーザーは12のアクションしか実行していない
ホームボタンを使っているユーザーは1/4未満
Ctrl+URLのクリックで新しいタブを開いているユーザーは15%
閲覧履歴を削除しているユーザーは7%
いずれも初耳のデータであり、大変興味深いものでした。また、最後の質疑応答では派手に遅刻しておきながら、ちょっと嫌味な、イヤラシイ質問をしてしまいました。内容としては、IEBlogのInteroperable HTML Parsing in IE9のなかで言及されていたGeneric Elementsについて。あえて日本語にするなら「勝手要素」とでも名付けたいのだけど、要するに仕様に無い要素(例:<awesome>)でマークアップした際、IE9のStandards Modeはspan要素相当に扱ってくれるとかいうアレです。当該記事のなかでは微妙にその利用を推奨するかのように書かれていて(少なくとも僕にはそう読めました)、それってIEBlogにしばしば登場する「Same Markup」のスローガンと矛盾しませんか?という。件の記事では、Generic Elementsが将来的に互換性なり相互運用性を損ないかねない点(その点はAnneがGeneric Elements; Still a Bad Ideaという記事を書いていました)に触れておらず、余計に不安というか微妙に思ったのです。ちなみに回答者の五寳さんには回答を避けられてしまいました……実際、イヤラシイ質問だったと反省しておりますというか、謝りましたけど(汗
イベント終了後には、会場で合流した@fumi1さん、@summerwindさんと共にやすべえ→Frigoの黄金コース(謎)で四方山話に花を咲かせましたとさ。