特別演奏会「第九と四季」2009
著
昨夜は毎年恒例、サントリーホールで第九を聴きながら一人大反省大会を執り行う夜でした。今年選んだ公演は、東京交響楽団の特別演奏会「第九と四季」2009。本当は所属部門の忘年会の日でもあるのだけど、こればかりは譲れないというか、だいぶ早い時期からチケットを入手し楽しみにしてきたので以下略。座席はもちろんS席を買っていたのですが(第九だけにそれぐらいの奮発はする)、今年は1階9列16番というかなり個人的に好みの位置でした。
例年、空きっ腹で会場入りしていた反省を踏まえて、わざと昼食の時間を遅めにずらしたうえで定時退社。開演15分前ぐらいにホールに着いて、ハウスワインの白を飲んだら、ヴィヴァルディの四季を演奏しているあいだはほとんど寝てしまいました。前日が布団で寝てない日(謎)だったので、完全に裏目に出ましたね。あ、もちろん休憩を挟んでの第九の演奏はしっかり聴きましたとも。ちなみに東京交響楽団の「第九と四季」は2006年にも行っているのですが(第九演奏会2006)、そのときの行動とまったく同じパターンで苦笑。全然、成長してないってことですかw
演奏は(「蛍の光」まで含め)とても素晴らしく、例年に増して鳥肌の立つ回数が多かったように思うのだけど、この一年を振り返ってみての感想のほうはというと、実に暗澹たるものでした。何かをなし得た充実感というのはほとんど無く、年を追うごとにその傾向は強まっているような気がします。自分由来だけでなしに、経済の不安定さとか、そういう環境変化ゆえの部分もあるにせよ。ただ問題の根幹には、現在置かれている環境における要求仕様を満たせていない自分がまずあって、満たそうともがけばもがくほど努力が空回りし、そんな状態を不満足なりストレスとして捉える度合いが年々高まってきているのだろうと。
とはいえ、この状況を脱するには自分を変えるか(引き続き要求仕様を満たせるよう頑張る)、環境を変えるか(満たすべき要求仕様を変える)、その両方に取り組むかしかない。いつもの行動パターンというやつです。来年の今頃には、この暗澹たる気分を払拭し、もっと明るく充実感をもってサントリーホールに足を運べますように、と切に願います。まぁ、もう何年連続でかわかりませんけど、身体が健康なうちに第九の生演奏を聴けること自体にもっと感謝すべきだと思うし、実際ありがたいとも思っていますが。