スター・トレック
著
7日の火曜日の覚え書きですが、定時退社しまして新宿ミラノ3で18時50分から始まる回のスター・トレックを見に行って来ました。上映終了が近いことを少し前に宮地なおとさんからTwitter越しに
@kazuhito マジです。ざっとチェックしましたが7月3日までばかりでした。あ新宿ミラノ3は7月9日までみたいです。5月末からの上映でしたからそろそろ終わりのようです。ミラノ3> http://bit.ly/1a3rqP
と教えていただきまして……でまぁ、その日を逃すと折角買っておいた前売り券が紙屑になってしまうかもしれないということで、慌てて行って来た次第。閑散としているだろうな、貸し切りだと嬉しいなと思ったけど、思ったより観客はいた感じ。
SFモノ、特に宇宙モノのなかにあって、極めてメジャーな位置づけにありながらも、実は「ちゃんと」スター・トレックを見たことはありませんでした。アメリカに留学していた頃に断片的に目にした記憶はあれど、どちらかというと人物描写に偏って進行しているような偏見があって、さほど興味を惹かれなかったんですよね(登場人物の相関関係の面白さゆえのファンというのは少なくなさそうだけど)。それに、他のテレビドラマシリーズを敬遠しているのと同様、いちど見始めるときりがないからいっそ全く見ないようにしよう、という気持ちもありましたし。ただ本作に関しては、シリーズ全体に対し最初期に位置づけられる物語であり、既存の作品を見たり読んだりしなくても楽しめるという前評判から、前売り券を買っていたんです。実際それはその通りで、素直にSF娯楽作品として面白かったと思います。以前からのファンであれば、また違う感慨なり面白みを感じていただろうと思いますけど。
とはいえ、タイムパラドックス的な側面で何となく物語に矛盾を感じたし、ワープはさておきブラックホールを作れたり物質転送できるぐらいの技術があったらもう「何でもアリ」じゃんとか、そういうやや否定的な思いを抱いたのも事実。1度見たぐらいでは、物語の展開についていくことに忙しくて、そのあたりをしっかり咀嚼できるだけの余裕は正直、なかったわけですが。DVDレンタルが始まったら、意識して科学考証寄りの見地から再度見てみたい。本作をひとつの仕切り直しとしてスター・トレックシリーズがまた映像化され始めるなら、それはそれで今後しっかりチェックするようにしていきたいです。