ウォーリー
著
発売前からアマゾンで予約してまで入手していた、ウォーリーのDVD。息子や嫁さんは既にもう何回も見ていて、特に息子のほうはそれこそ毎日のようにウォーリーやイヴの物真似をしているほど(ついこのあいだまでは、カーズのほうに夢中だったのに!)。でまぁ僕自身が見る機会はなかなか無かったのですけど、今日になってようやく見れました。もちろん、彼にとっては何度目になったか知らないけれど、息子と一緒に。僕にとってはこれで2度目でしたが、改めて細かい部分でよく作り込まれてるなぁって思いました。この手の映画に真面目に突っ込むのは野暮ってもんですが、あれこれ想像を膨らませると楽しいポイントが多数あります。たとえば:
- 700年間もウォーリーは稼働し続けていた設定ですが、その自己修復能力って素晴らしいと思う反面、それだけの能力を備えたロボットなら、もっと同型の機種が何台も稼働し続けてもおかしくないって思うんですが。余剰部品の取り合いの結果として1台しか残らなかったのか、それとも?
- 物語のキーとなる植物は、ウォーリーが扉を切断した冷蔵庫?のなかで発見されたことになっています。当然ながら、日光の届かないはずの冷蔵庫内で、なぜ発芽しあそこまで成長できたのかが大いに疑問。まったく新種の、現代からは想像もできない生命力を宿した植物かもしれませんがw
- イヴの飛行原理。地球上と宇宙空間とでは異なる方法でもって飛び回っているのだろうと推測しますが、スゲー気になる!!
- アクシオムの人工重力発生装置。船体の外観上、特に物理的に回転し続けているような部分は見当たらない。船長のいるブリッジにすら重力はあったわけだから、ひとつの可能性としては船全体がロール方向に回転しているってことだけど、それはそれで不整合を思いつくし、不思議。
- アクシオムって、最初は完全な閉鎖環境なのかと思いきや、物凄い量のゴミを宇宙空間に廃棄してますよね。ということは、当然ほかの惑星なり小惑星からさまざまな物資を調達してもいるはずで、つまりは開放系であると。地球まで植物探査のロボットを派遣するぐらいだから、それはできて当然の技術力を備えていると想像できますが、であればこそ、なぜその技術力でもって地球を再生できなかったのかと。
- 最大の?疑問は、人間って、地球に戻ろうとすらせずアクシオム船内で700年ものあいだ暮らし続けられるものなのか?ということ。それだけ理想郷としてうまく機能していたってことかもしれないけど、人間の欲なんて際限ないものだから、地球に帰って地に足つけて暮らしたいって人が現れ、かつ実行に移すには十分な時間と感じるのです……700年て!!
……いや、まぁ、とにかくオススメですよこの映画(特にモーのキャラクターが)。特典映像として収録されていたバーニーもお気に入り。本編のタイムラインとうまく同期した進行で、楽しめました。ウォーリーだけ見てバーニーをまだ見ていない人は、きっと損をしていると思うので、是非。