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12歳までにかならず教えたいお金のこと

たけやきみこ著『12歳までにかならず教えたいお金のこと—お金に振り回されない大人になる!』について。これまただいぶ前に読んだ本ですが、息子のためにとお義母さんから贈っていただいた一冊。とはいえ彼はまだ3歳なわけでして、お金のことを教えるには早過ぎると思っているのですけど。つい先日、おもちゃをねだられ「買わないよ」って言ったらポロポロ涙を流して悔しがったということがありましたが、そこで物を買うということ、あるいはお金と物を交換するということについて説明しても、まだ理解できないだろうし。まぁ本書は基本的には親向けに書かれたものだから、子どもが何歳であろうと将来に備えるという意味ではアリなのか。

全体が5つの章で構成されているうち、ケータイとゲームとにそれぞれ1章ずつが割かれています。今時の子どもにとって両者はそれだけ大きな存在、無視できない話題ということなのでしょう。いずれもお金と密接に結びついているアイテムには違いありません。個人的には、加えてPCとかWebもあって良かったかなぁと思いますが。本書を読んで、いつまでに何を許し、何を制限するかというのは、お金教育を考えるうえでの肝と感じました。加えてお小遣い制を採用するか否か、採用するならば何歳でいくらぐらい与えるべきなのか。最終的にはその時々の成長度合いとか環境、あとは僕や嫁さん自身の体験を総合的に踏まえたうえで決めることになるでしょうね。僕は確か、小学校の低学年時代に毎月500円のお小遣いからスタート、漫画やゲームは禁止、ただし学研なんかの学習まんがはOK、あと図鑑なんかの真面目な?本については例外的に小遣いではなく買ってもらえる、みたいなルールだったような。

お金を理解し、その使い方を習得するということは、自立することと同義な側面があるように思います。僕は特別に裕福な家庭に生まれ育ったわけではないけど、しかしお金について(特に教育に関して)不自由なく育ててもらえた結果、経済的自立が遅れたという反省があります(両親の評価ではなく、あくまでも僕個人の感覚として)。同じ反省を息子に強いないためにも、本書を参考にしつつ、我が家におけるお金教育の在り方を考えていこうと思います。子どもを教育することの最終目標が「自立」の2文字であるならば、真摯に取り組まねば。

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