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スペイン出張(最終日〜帰国編)

Madrid VISIONのバスのオープンデッキにて

最終日の朝は6時に起床、すぐさまメール対応などを開始。チェックアウトは正午までなので、時間的には余裕があったハズ……なのに、気がつけばあっという間に以下略。料金に含まれていた朝食を食べにも行けなかったし。さすがにお腹も空いたし疲れたし、で11時過ぎにチェックアウト。フロントにキャリーケースを預けて半日間の観光へ!帰国の途に着くとはいえ19時半の便だったので、とにかく時間を潰す必要があったわけです。目論見としては、Madrid VISIONのバスに乗って市内を巡りつつ、途中Museo Thyssen-Bornemiszaを堪能する作戦。Museo del PradoMuseo Nacional Centro de Arte Reina Sofíaと合わせて、Madridの三大美術館に数えられているうちその美術館をなぜ選んだかといえば、14世紀から現代に至るまでの西洋美術を俯瞰できるその構成と、とあるダリの作品に惹かれてのこと。

Madrid VISIONのバス停を求めてGran Viaを東に歩き始めるも、なかなか見当たらず。Paseo de Recoletosまで歩いたところで、ようやく乗客が乗降中のバスを見かけて理解したのが、Madrid VISION専用のバス停など無いってこと(他の路線とバス停を共有している)。次に来たバスにようやく乗り込み、1日券の代金17ユーロを支払って2階へ。やはり天気が良いぶん、オープンデッキは気持ちが良かったです。コートを着ているおかげで、風の冷たさもあまり気にならないし、日本語でガイドが聞けるのも助かります。そんなわけで、古く美しい街並みを眺めたり写真に収めながら、いざMuseo Thyssen-Bornemiszaへ。

美術館の入館料は、通常展示のみで6ユーロ。驚くべきことに、館内の案内資料には日本語のものも置かれていました。最上階にあがって、一番古い時代のものから時系列順に作品を見始めたところ、これが結構時間がかかる!平日だし混雑していたわけでもないのですが、予想以上に広くて点数も多かったんですね。一番のお目当ての『Dream Caused by the Flight of a Bee around a Pomegranate a Second before Waking up』を目にするまでには、相当な時間を要しました。しかも結局、昼食を取らないまま見始めてしまったものだから以下略。まぁしかし、高校時代に工芸の教科書でお目にかかった作品と全く偶然の再会(謎)を果たす事もできたし、充実した時間を過ごせたかな。

館内の売店でお土産を真剣に選ぶなどしていたら、更に時間を消費してしまい、近くのStarbucksで空腹を満たす間もなく再びMadrid VISIONのバスに乗り込みます。もっと時間さえあれば、別のコース(Modern Madrid)のほうにも乗車して大いにマドリッド市街の風景を楽しみたかったところですが、Historical Madridのコースをほぼ1周してGran Viaに戻ってきたところで降車。あらかじめ目を付けていたBurger Kingに入店し、Double Whopperのセットを注文。うんとお腹一杯になりたかったのに、なんかアメリカや日本よりも小ぶりで味付けも淡白なような気が!?美味しかったですけども。

マドリッドは日の出も日の入りも遅く、どうもそのせいで(時差ボケ云々とは別に)微妙に感覚が狂わされているような……いよいよ空港に向かうべき時刻が迫り、いそいそとHotel Spa Senator Espanaに戻ってキャリーケースを受け取るなり、タクシーをつかまえて一路Madrid Barajas International Airportへ。思ったよりも道が混雑していたり、空港に着いたら着いたでチェックインカウンターを間違えるなどして、かなり焦りました。手荷物検査が空いていたのに救われ、かろうじて免税店でお菓子のお土産を買い込めましたが、ゲートに着いたときには、既に搭乗が開始されていました。パリに向かうAF1901便の機内では、短い飛行時間ながら簡単な夕食を出してもらえたのは、意外でした。

パリの空港では再びteilnehmenさんと合流。きっとPCに向かっているだろうと確信して、電源の取れる机が複数あるエリアに向かったら、やっぱりって感じで仕事してましたw 成田に向かうAF278便に搭乗するまでは時間が中途半端だったので、僕は高価な無線LANを利用する気になれませんでした。機内ではできるだけ寝るつもりでもいたから、teilnehmenさんを誘ってビールを飲みながら時間を潰すことに。その甲斐あって、飛行の前半は概ね思惑通り(食事もスキップして)寝てました。起きてからは、実はまだ見れていなかった映画WALL・E/ウォーリーを鑑賞。既に息子の絵本等で物語を知ってしまっていたぶん感動は薄かったけど、DVDを買う決心はつきました。空港からは京成スカイライナー32号経由で直帰、20時過ぎには帰宅できたと思います。息子がまだ起きている時間帯だったのですけど、興奮して寝なくなると困るので、彼にお土産を渡すのは翌日に持ち越し。

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