実験!Movable Typeラボラトリー
著
17日の晩の覚え書き。この日は、ロクナナワークショップのセミナーイベントで実験!Movable Typeラボラトリー 〜最強のパブリッシングプラットフォーム・MTテンプレート徹底活用〜に参加しました。勤務先がスポンサーになった関係で、参加させていただけることになったのです。ゲストはシックス・アパートの上ノ郷谷さんと、最近ではlinkerというデザインユニットを立ち上げた黒野さん。MTに詳しいお二人ならではの、どちらかといえばマニアックな?内容となりました。いくつか、事例として紹介されていたのを書き出しておくと:
- 計算機
- カスタムフィールドに値を入力してパブリッシュすると計算結果を出力してくれるという。乗除と加減の登場順に応じた条件分岐とか、表示上の全角文字を内部的には半角で扱わせたあたりがポイントか。
- N日以内の記事にだけNewアイコン
- 変数となるNは、1箇所だけ書き換えれば済むようにしているという。確かにそういうニーズってありがちなので、このイベントの中では最も実用的な部類の事例かも。
- 占い
血液型、誕生月、誕生日の各入力値記事を再構築した時点の秒数から乱数を作成し、配列のなかから特定のワードを取り出して表示。- 雑誌の2次元マッピング表示
- 個々の雑誌に対して性別指標と年齢指標を指定し、2次元の座標軸上に表示させていました。雑誌をエントリ単位で扱い、各指標からCSSの絶対配値に必要となる数値を算出、と。
- 名刺情報管理
- アドレスブックに簡単に流し込めるので、vCard形式でダウンロードできるようにしているのは素敵でしたね。しかしSVG形式でラベルシールまで出力できたのには恐れ入りました……素敵だなぁ。
- ダイエット記録
- グラフ画像(PNG形式)はGoogle Chart APIで生成。食べたものによって「ヘルシーなモノ」を食べたとか「高カロリーなモノ」を食べたとかコメントしてくれるのがお茶目。
概ね、Blogツールとしての印象がいまだに根強く残っていた僕の目からすれば、非常に新鮮でした。コンテンツを管理するツール(=CMS)としてのみならず、コンテンツそのものを生成する道具としても使ってしまう、というあたりが純粋に面白かったです。ああそれと、どうでも良いのですが黒野さんがIllustratorでテンプレートのソースを表示させていたのが興味深かったな(初めて目にしたような)。