I Can't Wait
著
とっても素敵な本をいただいてしまいました……洋書ですが、あっという間に読み終える/見終えることのできる『I Can't Wait』という絵本です。フランスで出版された『Moi, j'attends ... 』が原著らしい。日本語訳は放送作家の小山薫堂氏が手がけられていて、『まってる。』というタイトルになっていますね。英語版のタイトルを直訳するなら「待てない」になるけど、これは英訳者のほうが捻り?を加えているのであって、日本語訳のタイトルのほうが原著のそれに素直みたい。
ところどころ切ない展開もあれど、とてもシンプルに「生きるってそういうことだったのか」と思い感動できる絵本になっています。全編を通じて赤い糸が効果的に使われているのですが、そこでふと気になったのが、果たして俗に言う「運命の赤い糸」とは万国共通の存在なのか?という点。Wikipediaで運命の赤い糸を調べると、冒頭では中国に発し東アジアで広く信じられている、人と人を結ぶ伝説の存在
とあります。しかし解説を読み進めると、決して東アジアに限った信仰なり発想ではないっぽい。
赤い糸に力があるという考えは世界各地に見られる。ユダヤ人の間では、邪視のもたらす災いから身を守る為に赤い毛糸を左手首に巻くという習慣(セグラ segula)があり、アメリカなどにも幸運のお守りとして広まっている。
ふうむ、知らなかったなぁ。ちょうど、フジテレビで赤い糸っていうドラマを放映中らしく、まぁ僕はドラマ自体にはまったく興味が無い&見ていないのですけど、それに関連?して【相談】 「運命の赤い糸」ってあるのですか? | 『宿命』 〜運勢と風水・観相の総合サイト〜というページでは以下のくだりを発見。
赤い糸が男女をつなぐという話しは、日本、中国、ヨーロッパに微妙に違った形でいろいろあります。