ザ・ムーン
著
公開初日にわざわざ映画館で観る映画、なんていつ以来だろう?とにかく昨夜は定時退社してTOHOシネマズ六本木ヒルズに向かい、19時25分上映開始の回でザ・ムーンを観ました。既にこれ、DVDを所有していて家で一度観ていたりもするのですが、とにかく大画面でも観たかったので事前に前売り券を購入していたのです。初日とはいえ平日ですし、内容的にまず混雑しないだろうなぁ……と思ったら予想通り、余裕で座席ゲット(前の方や後ろの方には空席が結構ありました)。しかし、女性客の割合が予想よりも高かったのは意外でした。てっきり30〜50代の男性に偏った客層を予想していたので。予告編のなかでは、今夏にも公開される宇宙をテーマとしたドキュメンタリー作品(BBC Worldwideが手がけている?)が気になりました。
画面の広さや音響の素晴らしさといった、映画館ならではの良さを堪能した以外は、特別覚え書きしておくべきことはありません。ただ映像を眺めながら、人類が宇宙を目指す理由、なんて古典的なテーマについて改めて考えたことぐらいか。ひとつには、地球をより遠くから眺めることでしか得られない視座、それに紐づく新たな価値観なり発想を手に入れるための手段、という考え方があるのだろうと。親指に隠れてしまうほどの大きさの地球を目にした宇宙飛行士が発する言葉の意味するところを共有し理解しようとすることで、宇宙について、地球について、人類について、自分自身の存在について新たな視点から見直すことができるハズ。自らの実体験として、38万キロもの距離を置き地球を眺められたらとは思うけれど、現状は以下略だし、そこは宇宙飛行士の表現力に頼らざるを得ないのはアレですが。視野に地球全体が収まらないまでも、日常的には得難いマクロなものの見方が獲得できる、少なくともそれを期待できる意味で、やはり死ぬまでに一度は宇宙に行ってみたい。
ちなみに、ザ・ムーン カフェには立ち寄りませんでした。外から様子を少し眺めてみたぐらいですが、結構賑わっていたような?一人だったからってこともあるけど、夕飯の前に映画を観たためお腹が空いてしまっていて、早く光麺に行きたかったので。奇遇?にも大島さんは昨日立ち寄っていたみたい。