都響スペシャル「第九」
著
今日は毎年恒例、年末の寒い夜にサントリーホールで第九を聴く日、でした。個人的にはさておき(謎)、会社的にはちょうど仕事納めの日でもあり、お世話になった方々への挨拶もそこそこに(汗)定時過ぎには会社を出る羽目に。やはり会社帰りだと慌ただしいなぁ、来年は絶対ハズすようにしよう……と思いながら、開演20分前に到着。演奏中にお腹が鳴るのを防ぐべく、これまた例年通りサンドイッチを注文しようとしたら、メニューに無い!ダメもとで聞いて奥のほうから出てきたのが、コンビニでよく売ってるようなごく普通のサンドイッチ(300円)でした。選り好みできる状況ではないので、とりあえずコーヒーで胃に流し込んだけども、場所が場所だけにもうちょっとフードに力を入れて欲しいです>サントリーホール
今年選んだのは都響スペシャル「第九」。ちなみに座席は9列目30番、でした。勤務先のコラムでも言及したように、世の中が非常に混迷を極めているように感じるこの年末……果たして自分に第九はどう響くのか微妙に不安でしたが、やはり「歓喜の歌」はあくまでも「歓喜の歌」でした。毎年のようにこの歌には鳥肌を立たされ、そして勇気づけられるのが有り難く、それは無類の喜びでもあります。ただ、都響の場合は毎年そうなのかもしれないけど、全体的に他の楽団による演奏よりスローペースに聴こえたのと、第九を始める前の休憩ナシ&第3楽章が終わったところで合唱隊を入場させるための間が空く進行、がちょっと自分には合わなかったかな。
聴きながらこの一年を振り返ったわけですが、充実感、達成感は昨年同様?乏しかったけれども、周囲の人々に支えていただきながら、かろうじて生き延びてこれたという印象。今年で既に35、四捨五入すると以下略な歳を迎えてしまったのに、この不甲斐なさ、体たらくはどうしたものか。今の勤務先に入社して以来、ずっと前だけを見るようにして突っ走って来たけれど、そろそろ少し立ち止まって冷静に自分の立ち位置を確認するなり、過去の行いを評価のうえ進むべき方向を再確認する時間が欲しいと思いますが、そんなものは単なる甘え、弱音の一種に過ぎないかもしれない。ともあれ、2009年を無事に生き抜いて、どうかまた寒空の下で第九を聴きに来れますように……。