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起きていることはすべて正しい

氏の著書をこれだけ買って読んでいれば、自分では断固として認めないまでも、もはや立派な?カツマー(何)の一人として数えられてしまうかもしれないのですけど、勝間和代著『起きていることはすべて正しい』を読了。本当は、まだ読んでいない勝間本『勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan』を先に(なんとなく出版順を意識して)読みたかったのですが、本書を少しばかり読んでみたところ、厚さの割にさくさく読み進められそうだったのと、断然こちらのほうが面白そうだったから。

本書で明かされた氏の意外な経歴、たとえば20代前半の問題解決能力がない頃、トラブルがあった場合には、パニックを起こし、しまいにはひきこもりになっていましただの、かつてワインに換算すると2分の1本くらいを毎日飲んでいただのといった小話は、現在のご活躍ぶりからすればおよそ想像することすら難しく、たいへん興味深く感じます。それはさておき、本書にはSWOT分析、継続的改善、そして「守・破・離」といった、僕の勤務先に所属する人は誰しも大抵一度は目にし学ぶことになるであろう言葉なり考え方が散見されたのが、ちょっと嬉しかったかな。それってつまり、程度はさておき僕自身、今の職場環境下でそれなりに「メンタル筋力」を強化するためのメソッドを学ぶ機会に恵まれてきたってことですからね。そして、早速日常生活に取り入れなければと思わされたのが「仏教の三毒追放」。つまり妬まない、怒らない、愚痴らないってことなんですが、僕にとってはいずれについてもまだまだ精進が足らない。ただ、それらを習慣化できた暁には、きっとより良い生き方を無意識のうちに実践していけるであろうことは十分予測できるだけに、なんとかモノにしたいと願う次第。

読み終えてみて、「起きていることはすべて正しい」というタイトルに込められた意味を改めて自分なりに考えてみました。厳密に考えるなら、起きていることすべてが正しいとは言い切れないように思いつつも、そこを敢えて正しいと解釈のうえで次に取るべき行動を検討したほうが、うまく事が運ぶことが多いであろう点は、過去の自分の人生を振り返っても納得のできることです。その点からすると、説得力のある示唆が多く提示されていたように思います。

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