アイアンマン
著
先週の日曜、つまり16日の晩のことでしたが、Firefox Developers Conference 2008に参加した後の懇親会には参加せず、そそくさと退散して映画アイアンマンを観に行きました。既に公開からだいぶ日が経ってしまっていたせいで、本当は新宿近辺で観たかったのに、わざわざ銀座シネパトスまで足を運ぶ羽目に。銀座のほかにはかろうじて渋谷でも上映中でしたが、渋谷ってどうも近付き難いというか苦手な街なので以下略(いち時期はそこに住み働いてたわけだけど)。とにかく劇場公開の終了が近づきつつあるなか、なんとか前売り券を紙クズにしてしまう事態を回避できて良かったかな。それもこれも、仕事のほうが徐々に落ち着き始めているから、なんですが。
感想としては、良くも悪くもアメリカン・コミックの世界を忠実に再現しており、頭を空っぽにして純粋に映像を楽しむには実にもってこいの映画だったかと。科学考証なんて無粋なことは一切抜きにしてね。9月に飛行機の機内で観ていた映画とはいえ、エンドロールの前後に挿入された、3次元CADっぽい格好いい映像だとか、続編を期待させるかの「おまけ」映像を観ることもできたし、やはり映画館まで足を運んで正解でした。DVDレンタルが始まったらまた見たいか?と聞かれると、正直微妙ですがw
そもそもなぜアイアンマンに惹かれたか?という点を考えてみますと……最大の魅力は、頭脳の優秀さは遠く及ばないものの、年齢や体力的には僕と大差ないであろうオッサン主人公が、身体一つで(いや正確にはパワードスーツを身に付けた状態なんだけど)空を自由自在に飛ぶことができる点、に尽きるだろうなぁ。その点に関しては昔、ロケッティアというジェットパック一つ背負って空を飛び回る主人公の映画(やはりアメコミの映像化)がありましたが、それよりも各種装備がずっとモダンで、それに細部が無駄に格好いいんです、アイアンマンは。そして開発プロセスの情景がまたいいんだな。失敗を重ねながら徐々に飛行に習熟していく様には、否応も無く鳥人間にハマっていた大学時代の自分を重ね合わせてしまう。自由に飛べるようになったときの主人公の快哉の叫びといったら、最高でした。