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35歳までに必ずやるべきこと

久々に?自己啓発書、重茂達著『35歳までに必ずやるべきこと』を読了。僕は今まさに35歳なわけで、本書を買ったのは決してタイトルに釣られただけではない、と信じていますがw なかなか読書を楽しむこともままならない今日このごろ、本書はポケット版を謳っているとおり非常にコンパクトで、あっという間に読み終えました。タイトルにこそ「やるべきこと」とありますけど、要は身につけるべき考え方、行動指針として解釈しました。見開き2ページにつき1項目としてごく手短にまとめられており、それらが全部で8つのカテゴリに分類されています。数ある項目のなかから、今の自分に刺さった項目のベスト5は以下のとおり。

  1. ケタ外れの努力が質的な変化をもたらす
  2. とにかく手をつけてみよう。やる気は待っていても来てくれない
  3. 忙しがるのは二流の証拠。優秀な人は猛スピードで静かに動く
  4. 動けば風が起こる。自分の起こした風に乗って突き進もう
  5. 誰に見られているかわからない。皮一枚外側はすべて営業だと心得る

第1位に挙げた項目のなかで、「読書百遍、意自ら通ず」という言葉が紹介されていて、浪人時代の自分の勉強法を懐かしく思い出したりもしました。その頃、とにかく物理が苦手というかわからなくて、同じ参考書(何を隠そう山本義隆著『物理入門』だったりする)をひたすら繰り返し読んでいたんですよね。効率はかなり悪かったと思うけど、わからなくなったら最初っから読み直すことを繰り返したのです。ある程度の時間をかけない限り、物わかりの悪さは改善できないし、ましてや他の受験生相手に競争なんてできっこないことぐらい、よくわかっているつもりだったから。でまぁ、最終的には物理学の面白さの一端を理解できる程度には苦手意識を払拭できたんですけどね。過去を振り返ってみるに、自分にとってそれが量の質への転化を実感した初めてのイベントだったかもしれません。

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