「しくみ」マネー術
著
竹川美奈子著『「しくみ」マネー術』を読了していたので、覚え書き。表紙に掲げられた手間なしでお金が勝手に貯まる
というフレーズにすっかり乗せられて買った一冊。実は勝間和代著「お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践」を先に読み進めていたのですけど、途中でこちらに浮気?をしてしまったという。ただ、双方から共通して感じ取れるニュアンスとしては、所詮その道のプロには太刀打ちできないとはいえ、アマ(職業的に投資に携わっていない人)も分散投資をすることで「お金がお金を稼ぐ」ような状況(単に銀行口座にお金を眠らせては微々たる利息が付くのを待つのでなく)を作るべし、といったところでしょうか。自分なりに本書の要点をまとめると、
- 早くから積み立て投資を始め、時間を味方につけるべし(分散+長期運用はリスク低減にもなる)
- 積み立て投資には投資信託が良いらしいけど、本書の著者が「投資信託にだまされるな! 本当に正しい投信の使い方」なんて本を書いていたりもするのが興味深いw
- 資産形成はコアとサテライトに部分化、それぞれでリスク/リターンバランスを最適化
……といった感じでしょうか。複数の口座を管理しながら貯蓄や投資を総合的に運用していく「しくみ」作り、従前からの課題ではあるのですが、急がないとなぁ。遅くとも今年中にはなんとかしないと。それと支出についてのコラムのなかで、メリハリや優先順位付け、費用対効果の検討なくして支出の抑制は不可能、みたいな話があったのには激しく同意。僕の今の環境で考えれば、PC周りやネットワーク環境、日々のコーヒー代はできるだけケチりたくないと思っていますし、逆にそれ以外についてはできるだけ安く抑えたいっていう。書籍についてもいちいち値段を見ずに欲しいと思ったらポンポン買えるぐらいの経済力を身につけられたら理想だけど、まぁそれはまだ先の話というか、目標ですね。