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Firefox 3とFirefox 2の共存

各所で既報ですが、Firefox 3がリリースされました。もちろん僕は会社と自宅の両方のMacに導入、ギネス世界記録達成に向けた試みに微力ながら協力したつもり。かなり前にちょこっとだけ、ベータ版を触って以来ぶりのバージョン3でしたが、噂に違わず表示速度が速くて、素晴らしいですね。これまで使ってきた機能拡張のすべてが動作する状況にはまだありませんけども、最大の懸案事項だったTab Mix Plusについては開発者版を導入(注:もし導入するのであれば、くれぐれも自己責任で!)することで、なんとか日常的な利用には耐えられる環境が整えられたように思います。

メインで利用するバージョンは3にスイッチするとして、さすがに会社のほうの環境ではいきなり2.0.0.14を消してしまうわけにはいかない。仕事柄、バージョン2のサポートが打ち切られるであろう半年後までは、必要に応じ起動できる状態を維持する必要があります。複数のバージョンの同時起動を可能にするには、個々に用いるプロファイルを作成・利用することで実現できますが、Operaのように単純にインストール先フォルダを変えればそれでOK、とはいかないのがFirefoxの難しいところです。

自分の場合、まずFirefox 3本体を(常に最新版のFirefoxを置いておく場所である)/Users/kazu/apps/browser/Firefox/に置き、プロファイルマネージャを起動して新規にプロファイルを作成。Firefox 3では常にその新規プロファイルを読み込むようにしておきます。そして、Firefox 2は/Users/kazu/apps/browser/Firefox2に移動しました。続いて、[Mac OS X] シェルスクリプトとかの CUI アプリケーションを Mac OS X 方式の .app にする方法 [簡単 5 ステップ]を参考に、それまで使っていたプロファイル(default)でもってFirefox 2を起動するようなアプリケーションを作成します。自分の場合、core.shの中身は以下のようになります。

#!/bin/sh
/Users/kazu/apps/browser/Firefox2/Firefox2-entity.app/Contents/MacOS/firefox-bin -P default -no-remote &
exit 0

上記のコードにもあるようにFirefox 2の本体はFirefox2-entityとリネームし、そのうえで作成した起動専用アプリケーションをFirefox2と名付けています。このほうが、Quicksilverから呼び出し実行するのに都合が良いというか、なんとなく気分的に良い感じなのです(単に名前の違いだけではありますが)。なお、MacでFirefox共存一発起動にありますように、この手法ではFirefox本体とは別のアプリケーションになるから、起動時とアプリケーション切替時で別のアイコンをクリックする羽目になるのが微妙なところ。ただまぁ、Firefox 2を起動する機会は今後減る一方でしょうし、この程度の煩わしさは許容範囲かなと思っています。

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