最後の秘境・世界遺産武陵源と桂林漓江下りの旅 5日目
著
今回の旅で初めて、目覚ましで起きれました!朝5時に起床してシャワー。そしてようやく?熱いシャワーを浴びれましたよ(お湯の温度は前日のうちに確認済み。ただ、田舎のホテルなので16時以降にならないとお湯が出なかった罠)。前々日は寝台列車の車中泊で、前日は24時近くまでネットにつなげてあれこれしていた関係でそのまま疲れて寝てしまっていたので、激しくスッキリ。
その後7時に両親と1階のレストランに朝食を取りに行ったのですが、あまり食べたいと思えるものが無かったとかいう。前日の昼、夜と同じ(宿泊先の凱天国際酒店と違うホテルにある)レストランまでわざわざ食べに出向いたのは、過去のツアー参加者からのアンケート結果に基づくものだったそうですけど、なるほど納得。このホテルのレストランは正直、オススメできませんw
10時まで自室で仕事をしてからチェックアウト&今日の観光に出発。空は素晴らしく晴れて気温も高く、まるで夏のような陽気。実際、上着はほとんど着ないで腰に巻いたままでした。ホテルから目と鼻の先にある入り口から、再び自然世界遺産に指定されているエリアに入場。ゲートでは、昨日指紋を登録したカードを使います。最初のハイライトは天子山ロープウェー。昨日乗った黄石寨ロープウェイに負けずとも劣らない、素晴らしい眺望が楽しめました。
ロープウェーの終点からは徒歩とシャトルバスを組み合わせ、各所にある展望台を巡ります。どちらにカメラを向けても絵になるような、本当にうまく言葉では表現できない眺めを満喫することができました。昼食には、途中にあるレストランで竹筒料理をいただきました。そして、そもそも武陵源に興味を抱いたきっかけ、世界最長の百龍エレベーターもしっかり堪能。ただ、326メートルある行程のうち、約半分?は地中にあって外の景色が楽しめなかったのはちと予想外でした(単に忘れていただけ) orz
ロープウェーもシャトルバスも、エレベーターもそうだけど、とにかく軒並み空いていて助かりましたね。添乗員さんによると、ピーク時には2〜3時間も行列ができるそうですから(それに輪をかけて中国人は並ばない&平気で割り込みをするものだから、キレるツアー客もいるのだとか)。
あと、シャトルバスの運転がことごとく荒々しかったのが気になりました。結構な断崖絶壁にあって道幅も2台のバスがすれ違ってやっとという道を、全然スピードも落とさず・対向車と譲り合おうともせずに平気で走るもんね。危なっかしい場面も実際あったし、この調子だとそう遠くないうちに大きな事故が起きてしまうのでは、と心配。近く日本から直行便も飛ぶそうだし、これから益々観光地化が進むだろうけど、そのあたりの改善は今後の課題と思われ。まぁ天気に恵まれたうえ、行列知らずで観光スポットを巡ることができで無事ふもとの街に戻れたので、僕は心底大満足ですが。両親も目にした風景には満足した模様。
例によって(謎)土産物店に立ち寄った後、夕食には市内のレストランで湖南料理をいただきました。スープだけ辛かったけど、ほかは辛くなくて美味しかったです。ご飯モノが全然出てこなくて、おかずが無くなった頃に普通の白いご飯が出されたところを、添乗員さんが気を利かせてお店にかけあってチャーハンを作ってもらえたのは嬉しかったな。それにライチとマンゴーの差し入れも買ってきてくれたり。これに限らずですが、添乗員という仕事って結構ハードだな……と思いました。お酒や飲み物を食事の都度注いで回ったりとか。気遣いも然り、トラブル発生時(参加者の方が土産物店に忘れ物をしたことがありました)の柔軟な対応能力然り。もちろん体力も必要だしなぁ。
夕食後には張家界の空港まで移動、そこで現地ガイドの女の子とはお別れ。飛行機が出発する予定時刻が23時5分と遅めなのは、中国国内で飛行機の数が全然足りておらず、経由に次ぐ経由で同じ飛行機を使い回しているから、なんだとか。とにかく時間がたっぷりあったのでどうしようと思ったけど、ちょうど昨夜ホテルで利用したのと同じような、インターネットカフェに似たお店、があったのでMacBook Proをネットに繋げさせてもらいました(時間無制限で50元、頼んでもいないのにお茶も出されました)。飛行機はほぼ定刻に出発、今回の旅行はとにかくすべては順調。24時過ぎに広州に到着して、バスで5つ星ホテルである東方賓館まで移動。さすがに部屋は広く清潔だし、ちゃんとネットにも部屋から接続することができて大満足。