「朝30分」を続けなさい!
著
昨夏に読んだ『「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55』(以下「1日30分」)の古市幸雄氏による最新著作、『「朝30分」を続けなさい!人生勝利へのスピード倍増!朝勉強のススメ』を読みました。「1日30分」を読んだときにも思いましたけど、古市氏の読者に対し(軽く突き放し気味に)お書かきになっている
様は本作でも随所に感じられ、要は読者に変に媚びたりしないスタンスは引き続き貫かれているように感じます。朝型生活にスイッチしたうえで朝食を取るまでの時間を勉強や仕事に充てたいというのは2006年末からの悲願(情けない……)だったりしますが、なぜ夜ではなく朝なのか?という部分で古市氏なりの解説を読んでみたかったというのが、購入の動機。
ポイントとしては、夜は日中の活動で疲れているのと非生産的活動
への誘惑が多いため、しっかり睡眠を取ってからのほうが勉強しやすく、また時間的制約から集中もしやすいということ。また、古市氏的には朝の1時間が、夜の1時間半から2時間に匹敵する
というのが大きな理由かな。その点に客観的な論拠はなくて、あくまでも主観でしかない旨は述べられ済みですが、言われてみれば確かにそう感じる節は僕にも(かつて)あったから、信じられないというわけではありません。あと興味深かったのは、モチベーションを維持する方法とは?
の項で、自分のためにやって、続くわけがありません
と断言されていたあたりか。僕としてはむしろ、自分以外のための誰かのために早起きして勉強するなんて、想像もできなかったのですが……動機付けの対象は自分の内ではなく外に求めるべきということでしょうか。まぁ自分にはフィットしなさそうだけれど、そういう考え方もあるということで。
あとはいかにして早起き&勉強を実践するかなのだけど……同じ寝室で休んでいる家族を起こしてしまうことなく、いかに一人で早起きの習慣を作っていくべきか。そんなことを考えながらWebをさ迷っていると、ちょっと素敵なアイテムを発見。スリープトラッカーという腕時計型目覚ましなんですが、起きる時刻ではなく時間帯を指定しておけば、睡眠中に計測された睡眠パターンからほぼ目覚めている状態のときに起こしてくれるという。やじうまミニレビューウェザリージャパン「SLEEPTRACKER」にはそれまでの寝起きの悪さが嘘のよう
であり、海外出張の際の時差ボケがあるはずの状況下でも毎朝きちんとSLEEPTRACKERのアラームだけでしっかり目が覚めた
とあります。うーん、これはちょっと試してみるべきかなぁ。