忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス
著
三連休です……千葉の実家に帰省しています。昨晩は姉家族も来て総計9人が集まり、手巻き寿司でクリスマスパーティーっぽい何かをしました。いつの間にか実家のクリスマスツリーもバージョンアップしていて、今年僕が買ったのと同じような、今はやりの光ファイバーを使ったタイプになっていてちょっとビックリ。でまぁ、帰省のお供に持参した本の一冊が「忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス」。文章量は多くないし、むしろ漫画の部分のほうが多い?から、あっという間に読み終わりました。実はこれ、今月はとにかく忙しく、ほとんど家族へのケアができていない僕を見るに見かねて嫁さんが買ってくれた本です(汗
嫁さんと姉いわく、この本には妻/母の立場からみたときに「言いたいことのすべて」が書いてあるらしい。それが本当かどうかはさておき、夫/父の立場からみても、良い本だなって思いました。確かに、仕事とか自分の好きなことに没頭しがちな僕にとっては、耳の痛いことがたくさん書いてあります。特に、自分のやりたいことや趣味というのが、かなり仕事の領域と近接もしくは同期していたりすると、それに対して一定以上に時間やコストを費やすことを半ば一方的に正当化する傾向があって、なかなか悩ましい。ただでさえWeb業界という、空気や水と同じくらいWebに接して、常日頃から情報収集や学習を継続しなければキャッチアップできない業界(と僕は思っているのだけど)で仕事をしていると以下略。でもやっぱり、家族に支えてもらっているからこそ、仕事もできれば好きなこともできる、ってことなんですよね。
本書を通じて痛感するのは、結局のところ思いやりがすべてを解決するうえでの鍵なのだろうと。相手の立場に立って(少なくとも「立とうとして」)考えてみて、都度何が求められているのか、家族皆にとってベストの選択肢は何かを考える。そんな当たり前のことが難しく感じられたときには、いつでも本書を読み返したいと思います。それと本書の最後には、切ない(お父さんが自殺してしまった娘さんの)エピソードが紹介されていますが、とにかく生き続けなくては、ね。思いやりを持ち続けようとするなかから、生きることへのエネルギーみたいなものも生まれてくる気がします(それは生きることの動機にしては、あまりに消極的過ぎるかもしれないけど)。