未熟さを痛感する夜
著
数日前から風邪で体調を崩し、微熱のような状態が続いているのだけど、そのうえ酷く気が滅入ることが連続して、ちょっとしたことですぐ疲れてしまうし、精神的にも落ち込みがち。なんか前にも同じようなことがあったなぁと思い返してみると、過去に転職を決断する前の時期がちょうどこんな感じでした。
今の職場は、これまでで最も長いあいだお世話になっている場所だけれど、大学を卒業してから大体3〜4年周期でこんな状態に陥っている気がします。自分は特別、飽きっぽい性格ではないと思うんですが……「好きなこと」を仕事にして頑張っているうちに、気付かないあいだに頑張りすぎた結果、疲れてその「好きなこと」がさほど好きでなくなってしまったり、あるいは立場が変わって「好きなこと」に割ける時間が減ってしまったり。さすがに「好きなこと」が「嫌いなこと」に変わることは無いにせよ、「好きなこと」に取り組むことの喜びや楽しさ、有難さを忘れてしまって。そして一旦バランスを崩すと、周囲に迷惑をかけては自分も滅入るという悪循環に入り、しばらくはそこから抜け出せない。
今の状態をひと言で言い表すなら、つくづく自分という存在は未熟だなって思います。職場でも家庭でも、既に責任ある立場としてその務めをひたすら全うしなければならないのに、かくも惑うほど精神的に幼いだなんて。これまでは、環境を変えることでその状態を脱却し解決を図ってきたけれど、既にそれは年齢的に難しい相談となりつつある。当然、時間が解決してくれる類の問題ではない以上、真正面から捉えてどうすれば早く脱することができるか考えるしかないのだけど……とにかく今はその考える時間が欲しい。あまりネガティブなことは書くまいと思いつつ、常日頃覚え書きをしていますが、そんな自分ルールを破っても、今夜はこの未熟な自分を覚え書きしておこうと思いました。後で読み返して「こんなこと書いてただなんて」と反省するときのために。
話は変わりますが、先日harurinさんがお亡くなりになったのはちょっとショックでした。直接の面識なんて無いけど、WoodenShipsはよく拝見してましたから。Webを介して知る人の死って、故人のサイトが更新されることはもう二度と無いって思うと、一層切ないものがあります。この覚え書きは基本的に自分のための存在とはいえ、僕が死んだときに訪問者向けに何かしら(挨拶文の一行でも)書き込むように自動でできないだろうか?そういう仕組みって作れるものかな?そんなことを考えたりしました。