家を買いたくなったら
著
長谷川高著「家を買いたくなったら」を読了。先日、打合せを終えて帰社途中に、品川駅構内の書店でやたら目立つところにたくさん積まれていたのを何気なく手に取ってみたら、割と面白そうな内容だったので衝動買い。なので、別に本当に家が買いたくなったから読もうと思ったわけではない、です。とはいえ、既にとっくの昔に30代に突入し、買うなら買うでそろそろ真面目に考えなければいけない時期なのは確か。長期ローンだってうかうかしてると組めるものも組めなくなるわけだし。今までは「ただなんとなく」賃貸に住み続けてきたけど、これからの1〜2年でしっかり情報収集のうえ、決断をすることになるでしょう。著者の長谷川氏は、個人サイト(青山邂逅記 by 長谷川高)を拝見する限り、雑誌の記事執筆やラジオ番組にも出演されており、著書の数こそ少ないものの、その方面では有名な方のようです。
特に気になったお話としては、不動産価格の二極化があります。人気のあるところはこれまで以上に値段が高くなり、その逆の動きも引き続き進行する、と。いわゆる富裕層が好き好んで住んでそうなエリアに自分も住もうとはまったく思っていないので(タワー型マンションへの憧憬はいまだに少しばかりありますが)、これはつまり自分にとっては歓迎すべき事態かもしれません。ただ、極端に安いエリアとなると先々のこと(それこそ30年や40年先の未来)を考えれば公共サービスの質は保たれるのか、ちょっとした買い物ですら不便するような状況になりはしないか(いまだ免許を取っていないのでw)、不安に感じたりもします。なかなかバランスが難しいところだけど、今年の夏のような異常な暑さを体感してしまうと、そもそも関東に住み続けることのリスク、日本に住み続けることの是非にまで考えが発散してしまって鬱。
まぁ、本書の後半で以下の各項目ごとに買い方の極意と注意点がまとめられているので、時間ができたらこのあたりだけでも読み直して頭を整理したいところ。正直、「コーポラティブハウス」なんて存在、初耳でした。
- 新築マンション
- タワーマンション
- 中古マンション
- 新築一戸建て
- 土地を買って戸建て
- 中古一戸建て
- 田舎不動産
- コーポラティブハウス
- リゾートマンション