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pen No.203

特集が「ウェブ・クリエイターの仕事。」ってことで、珍しくpenNo.202を買っていたのですけど、実は特集そっちのけで夢中になって読んでしまったのが次号予告。だって「ロシア航空宇宙庁・NASA現地取材 宇宙へ。」ですよ奥さん(謎)。これは買うしか!ってことで首を長くして待っていて、数日前に待望の8/1号、No.203が発売されました。忙しくて買ったまま放置プレイしてたんですが、ようやく特集部分だけ読み終えました。なかなか貴重な写真というかレポートもあって、読み応えはありましたね。処分せずにしばらくは保存しておきたい感じです。以下、いくつか感じたことなど。

42〜43ページの構成に違和感。大見出しは「宇宙の旅を開拓した、12人の英雄たち。」なのですけど、スプートニク2号に乗ったライカも「人」として勘定されています。まぁそれは良しとしても、上段がロシア連邦で下段がアメリカ合衆国という見せ方をしているにもかかわらず、下段にオーベルトやフォン・ブラウンが入っているのはなぁ……確かに第二次世界大戦終結後の経緯からすれば正しいけれど、彼らの創ったロケットが宇宙空間に達したのはあくまでもドイツでのこと。

やっぱりロシアの宇宙関連施設は死ぬまでに一度見学しに行きたい!特に、58〜67ページに登場しているズヴェズダ社、エネルギア社にある展示室や博物館、それにスターシティ。僕はこれまでにアメリカにあるJSCとかKSCには足を運んでいるし、種子島宇宙センターには二度行っているけど、ロシア連邦ならではというか、旧ソビエト時代からの流れを受け継ぐ数々の質実剛健なデザインなり設計思想に触れないうちは、どうも自分のモノのの見方にアンバランスさが残る気がして仕方ありません。錯覚かもしれないけど。

火星協会のロバート・ズブリンが結構大きく取り扱われていて驚きました。僕はかつてその日本支部の立ち上げ的な作業に参加したことがあるのですが、残念ながら彼とは会う機会が無いままなんですよね(確か日本には来ていたしニアミスだった気がする)。そこで思い出したんですが、まだ「僕が「火星」を歩いた日—宇宙探査最前線レポート」を読んでなかったなぁ。アマゾンでユーズド商品がかなり廉価で入手できるっぽいので、そろそろ買っておこう。デボン島での実験、先々チャンスを作って参加してみたいものです。

最後に。98〜99ページに「ぜひ見てほしい、宇宙映画はこれだ!」ってことで野口宇宙飛行士のセレクション5作品が挙げられています。で、「月世界旅行」「2001年宇宙の旅」「ライトスタッフ」「アポロ13」は別にまぁ基本だよねって感じですけど、最後の「スペース カウボーイ」は個人的にはいかがなものかと。設定の荒唐無稽さ、科学考証のいい加減さに辟易した記憶しか無くて……でも実際どうだったっけ。しかしここはひとつ、日本発って意味でも「王立宇宙軍〜オネアミスの翼〜」あたりを挙げて欲しかったです(仮にネタだったとしたらマジレスすみません)。

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