ブラウザベンダーが集うパネルディスカッション
著
来月中旬に開催されるWeb標準の日々では、初日に「転ばぬ先のプロジェクトデザイン 〜Web標準への準拠を見据えて〜」をテーマにXHTML+CSSトラックで講演させていただくほか、実は2日目にも登壇させていただく機会があります。なんと、ブラウザベンダーが集うパネルディスカッションのモデレータを仰せつかっているのです。参加されるのはOpera、Mozilla Firefox、Internet Explorerの各ブラウザベンダーの皆様。今年のSXSWiにおいて、同様のイベントに参加して以来(SXSWi 2007 DAY4参照)、こうしたイベントが日本でも開催されたら素敵だろうなぁと思っていたら、ふとしたきっかけに端を発して企画する側の身で参加することになってしまったという。
このような素晴しい機会を与えられ、個人的にはとても嬉しく思う反面、今から少しばかり緊張気味でもあります。なにせこうした主要ブラウザベンダーが一堂に顔をそろえる機会というのはまず滅多に無いですし、Operaの市川さんがOpera x Firefox x IE パネルディスカッションでお書きになっている通り、おそらく本邦初の試みですから。加えて、既にA blog? with Σαιτω - さて今回の副題は?にてA New Hope 「新たなる希望」となるかは、ひとえに出演者と司会の腕にかかっている
などと、有難いプレッシャーをいただいてしまっていますし。
残念ながらSafari陣営からのパネラーはいらっしゃらない点はSXSWiのときと変わらずですが、アメリカでのイベントに負けず劣らず面白いイベントにできたら良いなぁと思います。各ベンダーを代表して参加される方には、立場的に発言できる内容に制約があったり、いろいろ難しい部分も多々あるとは思うのですけど、そこはもちろん「可能な範囲で」率直なご意見なりご発言をいただけるよう、配慮もしていくつもりです。
進行上、どのようなトピックスをいかなる順番で展開していくかは目下検討中です。本日時点で最新版の公式ガイドブック(PDF形式、バージョン1.34)上ではエラー ハンドリングに対する考え方、実装スタンス、将来構想の三点をトピックスとして挙げていますが、もちろんそれらに限定することなくトピックスを用意し、90分の時間枠を最大限活かしていきたいと思います。Web標準Blogのブラウザベンダーによるパネルディスカッションが実現にも書かせていただきましたが、本パネルディスカッションの場でベンダーの皆さんに質問してみたいと思う内容を募集していますので(締切は7月3日)、興味のある方は(当日会場にお越しになるかどうかに係わらず)是非!という感じです。よろしくお願いします。