Out
著
最近よく聴く音楽といえば、小谷美紗子さん(彼女はどうしても「さん付け」で呼びたくなるアーティストなんだな)の最新アルバム「Out」です。アメリカ出張中に発売日を迎えてしまい、帰って来てからもすぐには買いに行けなかったのだけど、先週金曜の晩に竹橋で打合せを終えた帰りに高田馬場のムトウでようやく購入しましたよ。いやはや、これまた凄いアルバムだなぁ。彼女にとっては正常な進化かもしれないし、それは聴き手でありファンである僕にとってもそうかもしれないけれど、やっぱりこの進化は驚きをもって受け止めざるを得ません。デビュー以来、ずっと彼女の歌声と歌詞の世界を追い続けて来た身としては。
一曲目である「消えろ」の歌詞には特に、(驚き以上に)彼女の身が心配にもなったりもしました。テーマ的に死を扱っているし、CDに封入されていたブックレットのライナーノーツにも死にたいよ〜。と思うことはよくある。
なんて書いてあったものだから。 と同時に、今の自分にとってこれ以上ない応援歌でもあるのだな、ということも理解しました。あまりにも素敵過ぎるので、そのライナーノーツから以下、少しばかり彼女の言葉を引用して紹介。
“寿命”という無限大に優しい特効薬を胸に秘めて
今辛くとも一つでも多くの光を求めて走ろう!!
実際、誰もがいつかは死を迎えるのだし、どんなに辛く思えることも、その瞬間に雲散霧消するのでしょう(多分)。であればやっぱり、精一杯全力疾走して「死」という名のゴールに飛び込んでやれって思うし、そういうスタンスを貫こうとすればこそ最大限「今」を楽しめるような気もしますから。
まだ小谷美紗子をご存じない、Outを聴いたことないって方は是非、小谷美紗子 New Album「OUT」特設ページや彼女のオフィシャルサイトにアクセスして欲しいと思います。本アルバムからだと、先の「消えろ」のほかに「mad」という曲が個人的にはオススメ。歌詞は確かに男としてはちょっとばかり恐いものがあるけど、曲調の変化が楽しめると思います。
ちなみに東京では7月7日にLIQUID ROOM Ebisuでライブが予定されていますが、会社の人の結婚披露宴に出席する都合でその晩は長崎にいる予定なんだな……残念。またの機会に、是非ライブへ足を運びたいです。