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POSH

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僕が初めてPOSHという言葉を目にしたのは4月21日のこと(links for 2007-04-21参照)。ここでいうPOSHとは(「スマートな」とか「優雅な」といった意味のposhとは別に)Plain Old Semantic HTMLの頭字語で、日本語にするなら「単純で昔ながらの意味的なHTML」といったところでしょうか?当時は「またWeb 2.0みたいなアヤシイ言葉が出て来たぞ」とか、「さすがにコレは欧米圏でしか流行らないのでは?」程度の感覚しか持てませんでした。少なくとも、Ajaxと同程度の成功をこの頭字語が収める見込みは薄いだろう、みたいな。もちろんその言葉を否定するつもりは毛頭なくて、前WaSPリードのMollyGetting POSHというエントリのなかでEven if it takes YADA (yet another damned acronym), leading thinkers within the microformats community have decided we should all get POSH.と書いているように、microformatsコミュニティ的には既に一定の認知を得た言葉ですし、意図された通りにそういう短縮表記をひとつの契機として文書の意味や構造に即したマーク付けが広まるのであれば、それはそれで素晴しいことだと思うから。
でまぁ、日本語圏にはいついかなるきっかけでPOSHという言葉が「広く」認知されるようになるのかなぁと思っていたら、自分がアンテナを張っている範囲ではつい最近、複数の方がソーシャルブックマークにPOSHのページを登録しているのを見かけました。はてなブックマーク - posh - Microformatsを参照すると、日付から察するにみやんがブクマしたのがきっかけとなっているっぽい(5月24日より前にはてブにPOSHを登録したのはtockyさんで4月20日のこと)。アルファブロガーの定義を巡っては最近ちょっとした議論を見かけたけど、僕の感覚では間違いなくみやんはアルファブロガーの一人なわけで、こうした言葉を日本語圏に持ち込むにはアルファブロガーのチカラが必要なのだろうか?と思ったり思わなかったり。とはいえ、これから先どれだけこの言葉が広がっていくかは今後の展開次第なわけで(そもそもみやんがブクマした動機に興味アリ)、引き続き動向を注視しようかと。POSHのページを日本語訳すれば状況はちょっと面白くなるのだろうけど、自分にはそれをするだけの余裕がないので、WHATの項目だけ適当に訳しておきます。

POSHとは、Webページを作成する際に意味的なHTMLを用いることのベストプラクティスを簡潔にあらわしたものです。意味的なHTMLとは、HTML 4.01(またはXHTML 1.0)にある要素と属性のなかで、表現的ではなく意味的なものから成るサブセットのこと。POSHを習い理解する最も良い方法は、実践することです。あなたのWebサイトからいちページを選び、POSHチェックリストを適用してください。POSHプロセスに則り、そのまま続けてください。POSHについてより詳しく学ぶには、POSHリソースをお読みください。

[2007-06-02追記] POSHページの日本語版が作成されています。目下、翻訳してくださっているのはNoriyoさんですね。

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