Re: 第1回 ひきついだサイトはdivでいっぱい!
著
ITProのほうで鷹野さんが「作業効率を高めるDreamweaverの小技」という連載を始められたのですが、その第1回 ひきついだサイトはdivでいっぱい!で以下の段落がふと気になりました。
</div>の手前に<!-- / div#wrapper -->のようにコメントを入れておくとよいでしょう。</div>の後ろに入れる方もいますが、構造上も手前が望ましいですし、上記の方法で選択する際、</div>の後ろでは選択されないため、ごっそりコピー&ペーストしたり、移動する際に、せっかく入れたコメントが忘れられてしまいます。
上記のなかで構造上も手前が望ましい
と書かれているのですが、その根拠は何だろう?と思ったのです(2月22日追記:当該箇所は既に語弊があるという理由から
削除されています)。Dreamweaverを用いた要素単位での操作においては、確かに終了タグの後ろではなく前のほうが便利であることは間違いないのですけど、文書構造の観点からそれが望ましいというのはいかなる理由からなのか?と。これを読んで思い出したのですが、少し前に HTMLのコメントの書き方という記事を拝見しまして、そこで
- divの中に終了を示すコメント入れなくてどーする!(構造を考えてみれば分かることですよね?)
というのを読んで同じような違和感を持ったのでした。結局のところ違和感の理由は、コメントの示しているのが要素内容の終端なのか要素の終端なのか、がやや不明確のせいかなと思います。要素内容の終端という定義であれば終了タグの前でコメントしなければ構造的に不自然になりますが、要素の終端を示す意図においては(自分の感覚はこちらに近いのですが)、コメントを要素の一部として含めることに違和感を抱くというか、「ここが終端」というメタな情報を情報そのものの一部に含めてよいのか?とか。
結論としては、要素内容と要素のどちらの終端の解釈であっても、運用の視点含め総合的に判断のうえ、一貫性あるルールでもって前か後ろか定義すれば良いと思いますが(その意味では、我的春秋: (X)HTML, XML のコメント記述位置の重要なのは、制作チームが内部的にコーディングルールを共有すること
という記述に同意)。