やればできる—人生のレッスン

2007年1月28日 著

Richard Branson著「やればできる—人生のレッスン」を読了。昨日、歯医者に行ったあとで嫁さん＆息子と待ち合わせするまでのあいだに立ち寄ったあおい書店品川店で衝動買いしました。文字数が少ないこともあり一気に読み終えたのですけど、結論からすると自己啓発系の本としては久々の大ヒットかも。
Richard氏については自分はあまりにも無知で、まずVirgin Groupの会長であること、貧しい生まれながらも数々の成功を収めてきた経営者にして冒険家、TBL卿同様に英国王室からナイトの称号を賜っており、またその裏では彼のことを良く思わない人も少なからずいること、近年では宇宙観光事業に積極的に取り組んでいることぐらいしか知りませんでした。本書は、そんな彼がこれまでの人生を通じて学び、そして信ずるところをエピソードを交えながらコンパクトにまとめたものです。本書を読む限りにおいても、彼がどれだけ壮絶な経験をし、またどれほどの徳を修めてきたか、伝わってくる気がします。言葉にすれば極めてシンプル、しかしその実践は難しかったりする彼の「教え」のなかから、お気に入りをいくつか引用し書き留めておきます。

• とにかくやってみる
• 楽しみ、よく働くこと。お金は自ずとそれについてくる
• 夢を追う。ただし現実の世界で生きる
• 1分1秒を無駄にしない
• 礼儀と尊敬の念を忘れない
• たとえ小さな方法でもいいから、世界を変えよう

僕が申し込みを済ませている宇宙弾道飛行はSpace Adventures社の催行するツアーによるものだけど、彼の経営するVirgin Galacticのほうに思わず乗り換えたくなってしまいましたよ。それだけ彼の発した言葉は自分の心に響いたし、彼の人間性は魅力的なものに映ったわけですが……ちなみに、株投資で得た2,400万円を払い同社のツアーに申し込んでいる稲波紀明さんは、先日彼の所有する島に招待されたそうで、羨ましい限り。