@kazuhito
Kazuhito Kidachi's Personal Web Site Since 2000

エンジニアのための時間管理術

Thomas A. Limoncelli著、株式会社クイープ訳「エンジニアのための時間管理術」を読了。これは少し前に紀伊国屋書店新宿南店で買った、久々のオライリー本(表紙の動物はクズリというらしい)。結構売れているらしく、書架で平積みにされていたほか、確かITコーナーに限ったランキングで2位だったと思います。勤務先ではつい先週から、始業時間が30分早まるという変化があったのですけど、それにあわせていま一度時間の使い方、仕事の進め方を見直したかったというのが主な購入動機。タイトルにある「エンジニアのための」という言葉に惹かれたのも事実w
内容は、いわゆるライフハックあるいはGTD的なもの。一部(文書化や自動化といった章は特に)システム管理者向けに特化しすぎている部分はあるにせよ、書かれていることが全くもって分からないというわけでもなかったし、最後まで比較的短時間で読み終えることができました。各章に細分化されていたうえ個々の末尾にまとめがあったりしたぶん、読みやすかったおかげかな。
序文のなかで「仕事」と「遊び」をひと言で表現するなら、「量子の重ね合わせのぼやけ」という、自分に最高にしっくり来る比喩を用い、そのような傾向がある意味において素晴しい反面、時間の管理を難しくしていることを述べるあたりは、実に「言い得て妙」だなぁと。この本の対象読者に間違いなく自分が含まれていることを確信した瞬間でした。実際のところ、本書は明日から役立てられるTipsで満載というわけでもなかったけれど、優先順位の付け方にしろ、プロジェクトに集中するための時間の作り方にしろ、もろもろ再確認できて良かったです。そういえば心なしか、業務効率が上がったように思えるのは気のせい?今年になってから(やや無理矢理にでも)20〜21時には退社するようできているし……もしかすると単に午前中の業務時間が長くなったことの影響、かもしれないけど。少なくとも昨年までよりは、ダラダラ感が薄らぎつつあるのは確か(当社比)。
そうそう、本書を読んでオーガナイザーに興味が沸き、衝動的にまたPalmOSマシンが欲しくなってしまいました(その昔、CLIEを使っていた頃が懐かしいような)。途中DateBook VとかLife Balanceが紹介されていたのですけど、iCalとかWeb上のデータと簡単に同期ができ、かつW-ZERO3なんかよりずっと薄くて軽いデバイスが欲しい!マカーな人に人気のオーガナイザーって何でしょう。

現在地:ホーム > 覚え書き > 月別アーカイブ > 2007年1月 > エンジニアのための時間管理術
Google カスタム検索を利用しています