@kazuhito
Kazuhito Kidachi's Personal Web Site Since 2000

第九演奏会2006

昨夜は1年ぶりにサントリーホールへ足を運びました。個人的に年中行事としている第九演奏会のためです。大好きなモーツァルトの生誕250周年を迎えた2006年、本当はたくさんクラシックのコンサートに行く「つもり」だったんですが、結局は昨年の第九以来一度も行くことなく今日に至ったという。今年チケットを購入していたのは東京交響楽団特別演奏会「第九と四季」で、座席は1階18列12番。例年よりもだいぶ席が後ろのほうなのは、そもそも発売からだいぶ日が経ってから申し込んだためですが、それでも1万円(S席)しました。ちなみに今年も昨年同様、一人で聴きに行くことに。まぁ子供が小さいうちは仕方がないですね……小学校高学年ぐらいになったら、家族の年中行事にしたいところですが。
今年は初めて、演奏が始まる前にお酒(白ワイン)を飲んでみました。仕事納めで書いたように、忘年会に行く機会が無かったものだから、やっぱり少しばかり飲みたい鬱憤が貯まっていたのかもしれません。しかしこれが裏目に出て、冒頭の「四季」では見事に沈没。前の日も朝4時過ぎまで考え事とかしてたからなぁ……電車内のように横方向に加速度が加わらないぶん、また座席がしっかり手すり付きで仕切られていることもあり、隣の人に倒れ込んだりしなくてヨカッタ。もちろん、20分休憩を挟んだあとで始まった第九の演奏はしっかり堪能しましたよ。メゾ・ソプラノの井戸靖子さん、そしてバリトンのE.W.シュルテさんのお二人の声は特に素晴しかった!その素晴しさをうまく表現するだけの語彙を持っていないのが残念。演奏を通じ今年1年、やっぱり色んな意味で駄目駄目だったと反省しつつ、来年こそは気持ちを入れ替え、仕事と家庭のバランスを改善し、また謙虚さを忘れず、日々学習を怠らないよう生きていこうとの思いを新たにしました。
第九の演奏を終えたあとは、アンコールに応えるかたちで「蛍の光」を演奏。合唱の人たちの一部は客席に降りてきて歌い、さらに曲の後半では会場全体の照明を落とし合唱の人々が手にするペンライトや各譜面台に取り付けられていた小さな照明を点すという素敵な演出も(まさに蛍の光)。あれ?これ前にも見覚えのある展開だぞと思ったら、まだ渋谷に住んでいた2000年の年末の第九が確かそうだったのでした(ちなみにそのときサントリーホールに行くのにロードレーサーに乗ってて車に引っ掛けられた)。多分その頃かもっと以前から、東京交響楽団ではそのような演出を続けているのでしょうね。

現在地:ホーム > 覚え書き > 月別アーカイブ > 2006年12月 > 第九演奏会2006
Google カスタム検索を利用しています