ソウル市内観光
著
遅ればせながら12月1日の覚え書き。この日の16時40分金浦空港発羽田行きの飛行機で帰国しなければならなかったのですが、つまり空港に向かう14時過ぎまでは時間を自由に使えたわけで、親切にもChannyさんがソウル市内を案内してくださることに。なんでも海外からのゲストを迎えた際のお決まりのコースがあるのだそうで、たいへん有難いことです。
まずは市内を一望したいという僕の個人的な希望を叶えるべく、南山タワーへ。残念ながら靄がかかっていて眺望はクリアでなかったものの、遠く向こうに漢江を眺め、その昔緊急時を知らせるために使われたという狼煙台を見学しました。
ケーブルカーで山を下りると、今度は南山コル韓屋村へ足を運びました。そこでは、韓国貴族の邸宅などを見学。興味深かったのが床暖房システムで、台所で使った火の煙が床下を這ってから外に出るようになっており、その合理的な仕組みに感心しました。筒を目がけて矢のようなものを投げ入れる昔の遊びにチャレンジもしたものの、見た目以上に難易度は高く、一度も成功せず。また、施設内でテレビ番組を収録しているような光景に出くわしたのですけど、しまじろうとそっくりのキャラや子供たちの歌う歌のフレーズが「働けど」って聞こえて、それが可笑しくて可笑しくて。実際には「大きくトン」って韓国語て歌っていたそうです。
その後、昼食をとるべくソウルを代表する繁華街・明洞へ。コチュジャン付き焼き鳥を食べながら、髪の毛のように細い飴のお菓子を作る様子(お店のお兄さんは流暢な日本語で半ば歌いながら作っていました)を眺めた後、ビビンバ本来の味が味わえるという古宮というレストランに入りました。ビビンバは行きの飛行機のなかで食べていたので自分は鍋ものをチョイスしたけれど、そちらもたいへん美味しかったです。体調が完全ではなく、すべてを食べきれなかったのがとても残念。
そして今度は景福宮へ。着いた頃には天気が非常に良くなり、気持ちの良い青空に伝統的な宮殿の姿が非常によく映えていました。残念ながら光化門は復元工事中のためシートに覆われていたものの、興礼門や勤政門、慶会楼といった建築物はしっかりと拝見しました。
最後に、ソウル市内で最大という書店に案内していただきました。もちろんWebデザイン関連の書籍や雑誌にどんなものがあるかチェックするためです。Channyさんいわく、現状ではWeb標準に関しては「Web Standards Solutions」「Bulletproof Web Design」それぞれの韓国語訳ぐらいしか目立ったものは無く、それら以外の(X)HTML解説書はまだ内容的に古い、とのことでした。なお、Web制作関係の雑誌は一誌のみ確認しました(Channyさんのオンタビュー記事も載っていました)。
たった数時間とはいえ、とても楽しく素晴しいツアーでした(主要な写真はすべてFlickrのSightseeing in Seoulにて公開中)。Channyさん、本当にありがとうございました。今度もし東京にいらっしゃる機会があれば、是非とも案内させていただきたい、と思います。