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W3C10 Asia

昨日から激しく体調不良で、夜中〜明け方なんてほとんど10〜15分おきにトイレに駆け込む酷い有様だったのですが、少しばかり遅刻しながらもW3C10 Asiaに出席することができました。会場は、以前一度だけ宿泊したことのあるホテル日航東京(レインボーブリッジのすぐ傍ということもあって夜景が素晴らしく、オススメ)です。まぁ、自分は午後のパネルディスカッション「日本のIT産業とWeb標準との微妙な関係」に参加する予定でしたから、よほどの状態でもない限りは出席しなければならなかったのですけど。午前中の開会挨拶&来賓祝辞では、村井先生の流暢な英語スピーチが聞けて良かったです。凄いなぁ、英語力は永遠の課題だなぁ>自分
その後のパネル「W3Cアジアホストへの期待 - 開設から将来に向けて」では、相変わらずユーモアに富んだ斎藤先生のお話のほか、中根さんの自己紹介が面白かったなぁ。Webアクセシビリティ分野について、技術レベルではようやく英語圏に追いつきつつあるけれど、意識レベルではまだまだ、みたいな興味深いコメントも……結局、中根さんにはご挨拶しそびれてしまったのですけど。
お昼休みを挟んで(自分は結局腹痛のせいで昨夜から引き続き飲まず食わず)自分が登壇したパネルでは、基本的に各人短いプレゼンを行ったうえでモデレータの方の問いかけに対しコメントする構成となりました。苗字のアルファベット順に、ということで僕がプレゼンのトップバッターになってしまい、なんかいつもに増して早口で喋り捲ってしまったような……同時通訳者の皆さんすみませんでした。やっぱり自分の後の方々のプレゼンというか進行に影響したくないという焦りと、モチロン緊張もあったがゆえだろうと思います。Webデザイン業界とWeb標準の微妙な関係として

といった例を挙げ、そのうえでW3Cの活動について

といった懸念事項を述べ、次いで来るべき将来に向けてW3Cへの個人的希望として

を挙げました。既存の標準化プロセスを少なからず見直さないことには、これらの達成は難しいだろうと思います。質疑のなかでBoeing社のAnnからいただいた「どうすればW3C会員からの積極的な参加を得られると思うか?」みたいな質問に対しては、すごく曖昧で漠然とした答えしか返せなかったなぁ。産業界との連携を強化し、使用言語や文化的背景の相違を超えて効率的かつ効果的に世界中から意見を吸い上げるには、使用策定プロセスにおけるコミュニケーションそのもののリデザインが必要だ、という想いが伝わったら良いのだけど(具体的にこうすれば、というアイデアは残念ながら持ち合わせていないのですが)。

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