続・スタンドアローン版IE7
著
数日前に書いた覚え書き「スタンドアローン版IE7」では、インストール後にIE6の挙動がおかしくなり、URLを指定してもローカルPC上のHTMLファイルをドロップしてもデフォルトブラウザ(Firefox)で開くようになってしまいました。その後、IE7に関連するレジストリエントリを削除することで元の状態に復帰できたのですが、やはりスタンドアローン版IE7は必要ということで、別の方法を試してみました。それはTredoSoftが公開している方法で、Internet Explorer 7 running side by side with IE6. (standalone)に詳しくあります。手元のWindows XP SP2環境では、今のところ前回のような問題は起きていませんので、一連の操作(同社の提供する一括インストーラを使わない場合)を覚え書きしておきます。しかしいつものごとく、何が起こっても自己責任ということで、よろしくお願いいたします。
- IE7本体をMicrosoftのサイトからダウンロードします。ファイル名はIE7-WindowsXP-x86-enu.exeだと思います。
- 上記のファイルは独自の圧縮形式(RAR)で圧縮されたものなので、これを解凍します。RAR形式に対応した解凍ツールであればなんでも構いませんが、僕はeoを使います。
- 解凍してできたフォルダ(ここでは便宜上ie7フォルダと呼称)内に移動します。
- updateフォルダにあるxmllitesetup.exeを実行します。これはTredoSoftの解説によるとタブブラウジング機能の一部を実現するためだそうです。
- Internet Explorer 7 running side by side with IE6. (standalone)のページからダウンロードできるスタンドアローン版IE7起動プログラムをダウンロードします。リンクラベル的には「Download Internet Explorer 7 standalone program only」からダウンロードできます。
- ダウンロードしたIE7S.zipを解凍し、ライセンス内容(LICENSE.rtf)を確認のうえ、IE7S.exeをie7フォルダ直下に置きます。
- IE7S.exeを実行することでスタンドアローン版IE7を起動します。間違ってもiexplore.exeを実行しないようにしましょう。
やっぱり「Favorites」や「Print Preview」、「About Internet Explorer」は利用できませんし、常に起動時にhttp://runonce.msn.com/runonce2.aspxにアクセスするうえJavaScriptエラーを起こして表示に失敗するのは微妙な感じですが、取り急ぎこれでIE6(やもっと古いバージョンのIE)とIE7でもって簡単な画面確認を1台のPC上でできるようになりました。TredoSoftに感謝!なお、条件分岐コメント(<!--[if lte IE 7]>)を有効にするには、さらにレジストリを編集する必要があるとのこと。