中秋の名月 未来館でお月見!2006
著
相変わらず風の強いなかを、ひとりお台場にある日本科学未来館に行ってきました。昨夜の月は夜空が強風でクリアだったせいか非常に美しかったわけですが、中秋の名月にちなんだイベント「中秋の名月 未来館でお月見!2006」が開催中なのです。特に自分は、今日に予定されている大画面映像 特別講演「私たちも月旅行者」に申し込んでいました。なんといっても、講師を務める大貫さんは、かつて国際宇宙大学に参加する際にたいへんお世話になったパワフルな御方であり、今現在のご活躍の一端を知る事ができるかなぁ?と。
講演の内容については、月にこだわった内容というよりは、むしろ宇宙観光をとりまく昨今の情勢と、宇宙空間における衣食住全般に関する説明が半々といった印象。Space AdventuresやVirgin Galactic、JTBといった具体的な企業名を紹介すると都合が悪いのか、そういった単語を一切口にされずに進行されたのは、ちょっと意外に思いました(個人的には映像やスライドを見ればそれがどこの会社のものか概ね理解できましたし、問題は無かったのですけど……その割には宇宙機の製造会社名なんかはスライド上に表記されていた気が)。また、会場には小さなお子さんも大勢いたのに、専門用語をバンバン使われていたのには違和感を覚えました(いきなり「ハビテーションモジュール」とか言われても!?)。
大画面映像を用いた月旅行の模様についても、正直、結構がっかりしてしまいました。映像が始まる直前まで正面に投影されるとばかり思っていたのに実は座席の右側面に投影されたため、首を横にして見続けなければならなかったうえ、内容的にもCGの作り込みがやや簡素に過ぎた印象を持ちました。画面が大きいだけに、逆に粗が目立ってしまったようにも思います。もっとも、この映像には有人ロケット研究会が協力をしているそうなのですけど……せっかく一般の方々に宇宙旅行の魅力を訴求するチャンスなのですから、よりクオリティを追求した映像を提供すべきだったのでは?と思います。今後の課題かもしれません。
その後に行われた質疑応答は、進行を無視するかのごとくの勢いで矢継ぎ早に質問される方がいらしたり、某社の販売する「月の土地」を所有したのだけれど?という質問に対して会場から「それは詐欺まがいの商売だと思う」などというツッコミが入ったりで、個人的にはなんだかなぁ〜という感じで終わりました。
話はまったく変わりますが、お台場までは浜松町駅からバスで往復したのですけど、浜松町駅周辺って変わりましたね。海側にしかなかったTully'sが北口の目と鼻の先にあったし(行き帰りに寄りました)、なんか景色が変わって見えました。いろいろと、思い出の詰まった街だけに。