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中学〜高校時代の勉強法

数日前にブックマークした日刊スレッドガイド:中学時代は秀才だったが、後に負け組にを改めて読んでみました。今の自分が果たして負け組なのかどうかはさておき、中学から高校に進学した途端に没落を味わった身としては、非常に興味深いスレッドなのでした。
僕は小学5年生になると同時に地元の塾に通い始めました。失敗に終わった中学受験に至る2年間は、今となっては思い出したくもない地獄の日々だったように思います。しかしそのときの努力のかいあって、進学した先の公立中学では3年間を通じ概ね学年トップを維持できました。もちろん中学に入っても塾通いを継続していた効果はあったし、親の期待に(今度こそ)応えたいと本気で思っていたこともあったし、そもそもいち学年の人数が少ない田舎の学校だったんで、いわゆる「井の中の蛙」状態だったのですけど(実際、中間・期末試験でいちどだけ3位になったほかは常に1位か2位でした)。結果、県内でも東大合格者を多数輩出する公立高校に進学するのですが……そこから先の3年間は、再び暗黒の時代に戻ってしまいました。赤点(もしくはそのスレスレ)を取ったこともあったし、少なくとも物理の成績に関しては学年で下から数えたほうが間違いなく早かったのですから。
自分なりに分析するならば、学習すべき内容の質が一気に上がったこと、その変化に暗記一辺倒だった勉強法で対応できなくなったこと、そして同じクラスや学年に在籍する誰もが自分より遥かに頭が良くみえたことによってもたらされる劣等感、この3つが没落の主たる要因ではないかなと。とりわけ、暗記に頼ってテスト対策をしていた点は後に大いに反省をしました。暗記できる情報量にはどう頑張っても限界があったし、考える力、ものごと同士を関連づけて文脈を見いだすような力をつける努力を怠った結果として、没落すべくして没落した、というように今は思います。
その後当然のごとく大学に現役合格できず1年間の浪人時代を過ごすことになるのですが、そのなかで自分にとって最適な勉強のリズムだとか方法論を発見することができ、また幸運にも恵まれ、なんとか4年制大学の理工学部に合格できました。浪人時代は自分のこれまでの人生のなかではひとつの大きな転換期として価値ある1年間だったと認識していますが、そのときの話はまたいずれ、気が向いたら覚え書きします。

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