@media 2006 DAY1
著
詳細は追って某所(何処)に書かせていただく予定なので、まぁごく簡単に@media1日目の感想など。
Keynote Presentation
Ericのやや懐古主義的内容のキーノート・スピーチ。CSSがこれまでにたどってきた10年を振り返りつつ、今後に向けた提言を最後に「一言だけ」。もっとも興味深かったのは、彼が初めてCSSに触れたときに取ったメモ書きっていうかノート。すべてはそこから始まった、的な見方をするとすれば、僕とそのノートを繋ぐコンテキストも確かに存在しているはずで、不思議な気もするし、とにかく感慨深いっていうか。
Good Design vs. Great Design
Jon Hicks、Cameron MollとVeerle Pietersら3人によるプレゼン。1日目のなかではぶっちゃけ一番つまらない内容でした。特にこれといって書き記す内容も無いようなw グリッドデザイン、タイポグラフィ、カラースキームという3つの側面を軸にそれぞれの思うところを順に述べ、最後に質疑応答。
IE7 and Beyond
Microsoft社のIEチームに所属し、WaSPにもMicrosoft TFとして参加しているChrisのプレゼン。内容は基本的には公開済みの情報で構成されてました。プレゼン中には聞かれなかったものの、その前後に個人的に聞いたところでは、8月に登場するBeta3はそれほど大きな変更を加えているわけではない点、そしてIE7とIE7+はいずれも完全に同じレンダリングエンジンを使っているので得られる描画結果も同一であるという点を確認。
Bug Hunting
Andy Budd氏による、スタイルシート作成時のトラブルシューティング法の紹介。CSSハックが仕様をまともに読んでもいない人々によってもてはやされている風潮に苦言を呈する一幕も。彼が提示した6つのポイントは概ね同意するも、もっとも面白かったのは資料には登場していない第7のポイント、すなわち夜にバグハンティングするな、煮詰まったらとりあえず寝て朝やってみな!ってことかな。Fresh Airだけで解決する場面、僕も身に覚えがあるから。
Designing the Next Generation of Web Apps
Googleに移籍したJeffreyのプレゼン。タイトルは以前WE05なんかで聞き覚えがあったので、実は完全に同じ内容ではないの?とやや不安に思っていたけど、そんなことありませんでしたw 実に彼らしい、ハイスピードかつ随所にユーモアの仕込まれたプレゼンで、あっという間に終わっちゃいました。Web 2.0的サービスをJJGの5 Planes(PDFファイル)に分解したうえで個々にそのトレンドを紹介する形式は実にわかりやすかった!Thx.