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web 2.0 SummitのサイトはWeb 1.0的

web 2.0 Summitなるイベントの存在を知りました。僕はWeb業界で働いてはいますが、Web 2.0という流行の言葉については「それ以上でもそれ以下でも無い」という認識であり、どちらかといえば冷めた目で捉えていたりするわけで、ゆえにこのイベントについても参加するつもりはありません。ただそのWebサイトをみたときに、つくりが(イベント名にWeb 2.0を冠しているにも関わらず)えらくWeb 1.0的だなぁと思いました。
文書の構造と見栄えを実装するのに(X)HTMLとCSSとをそれぞれ適切に使い分けるようになりつつあるのが昨今のWebサイト構築手法における潮流であり、いわゆるフルCSSレイアウトも「Web 2.0と呼ばれる何か」の一部を成しているように考えていたんですけどね。マークアップを見れば一目瞭然、完全にレガシーな手法=テーブルレイアウトが採用されています。CSSも一応使われてはいるものの、body要素のマージンを0にするのと、せいぜい文字の色や大きさを制御する程度……つまりまさにWeb 1.0的ではないかなぁと。だいたい、更新情報なんかのRSSフィードも用意されていませんし。
ところで興味深いことに、mixi経由で角さん(誰)に教えていただいたのですが、HTMLソースのなかに以下のような記述がありました。

<IMG height=20 src="C:\Documents and Settings\0212nakamura\デスクトップ\WEB参考\JavaWorld DAY 2005.files\spacer(1).gif" width=1>

上に引用したimg要素のsrc属性値が暗に意味するところとしては、JavaWorld DAY 2005という主催者も全く異なるイベントのWebサイトのページをInternet Explorerを使ってローカルPC(C:\Documents and Settings\0212nakamura\デスクトップ\WEB参考)に「Webページ、完全」なるフォーマットで保存されたリソースが流用されたのでは?ということ。もちろん真相は定かではありません。にしても、このようなファイルパスが記述されているのを見るにつけ、1.0どころか0.1的、のように思えなくも無いです。

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