ホリエモンの逮捕

2006年1月24日 著

既報の通り、ライブドア社長の堀江貴文氏を含む4人が昨夜、証券取引法違反の疑いで逮捕されました。逮捕そのものについては、先週来ネット上やマスコミでさんざん噂されていただけに、特に驚きも衝撃もありません。ただ、個人的にはなんとも言いようの無い感慨を覚えます。というのも、以前この覚え書きでも書いたと思うし、知っている人は知っていますが、ライブドアの前身であるオン・ザ・エッヂというWeb制作会社に、ちょうど同社がマザーズに上場した2000年4月から同年8月にかけて在籍していたからです。
それまでは完全に畑違いの宇宙開発業界にいて、これからはWebサイト構築に軸足を移し頑張ってみようと思い立ち選んだ最初の職場がオン・ザ・エッヂでした。渋谷のモリモビルに移転する数ヶ月前、まだ六本木に事務所があった頃に初めて同社に面接に向かったときのことは、昨日のことのように良く覚えています。まぁ、堀江氏の肩を殊更に持つつもりもありませんけど、たとえ5ヶ月間のあいだとはいえ、その昔お世話になった人であることに変わりはありませんし（それなりに充実した日々のなかで多くを学ばせていただきました）、逮捕されたといっても有罪が確定する瞬間までは彼が確かに法に触れたとはいえないハズですから……今はただ、昔を少しばかり懐かしみつつ、成り行きをただ見守るのみです。報道のあまりの過熱ぶりには、正直辟易してもいますが。ちなみに僕、ライブドアの株なんて一株も持ってませんからね。ストックオプションなんてもらう前に辞めちゃってますから！
で、今最も気がかりなのは、彼が個人的に進めようとしていた宇宙ビジネスのこと。仮に今回の一件で一時的な後退を余儀なくされるにせよ、無一文になるなんてことは無いでしょうし（単なる憶測だけど）、是非とも復活して宇宙への想いを貫いていただきたい感じです。折角X Prize FoundationのBoard of Trusteesに日本人として唯一人、その名を連ねているのだから。