3次元的インタフェース
著
Forever Geekの「Adobe Photoshop within a 3-Dimensional Space」経由で、hippøcrit.comの「GUI / Graphical User Interface」に、Adobe Photoshopのインタフェースを3次元空間に再現させるとどうなるか、みたいな実験?の写真が公開されているのを拝見しました。そもそもの製作意図が不明だし、インタフェースを収めた箱の具体的な大きさすらよくわかりませんが(あまり大きくはなさそう?)、ちょっと面白い試みだなと思いました。
Photoshopって、アプリケーション内に展開されるウィンドウの数が比較的多いものの一つではないかと思います。もちろんそれらを個別に非表示にし一時的に隠すといった制御はできるけど、そうなるといざ使いたいと思ったときに直感的に呼び出すのに不便だったり、そもそもそういうウィンドウ(機能)が存在することに気づかないリスクというのも存在するかもしれません。ディスプレイ上の有限な2次元平面上で、スクロールバーのような機能を使わずに表示能力のポテンシャルを増す方法として、別の次元、つまり奥行きという名のZ軸を加えるというのは、ひょっとすると有効なのかも。使用頻度の高低を奥行きでもってあらわし、使いたいウィンドウをフォーカスすると最前面にポップアップしてくれるような感じで。
現時点でも実際にはZ軸は存在しているはずだし、だからこそ互いのウィンドウは重ね合わせることもできるけど、写真にあるような立体物ぐらいの空間的な広がり、あるいは個々のウィンドウの陰影でもって相互の位置関係を感覚的に把握できると楽しげです。