Code for Killing Google AutoLink
著
少し前にリリースされたGoogle Toolbar 3.0のベータ版が話題になっています。新しく備わった機能のひとつである「AutoLink」というのが、その昔Microsoftが公表し、そして非難の集中砲火を浴びた「スマートタグ」と似通っているというのが理由(歴史は繰り返すのか?)。詳細は、CNET Japanの「グーグルツールバー、新機能が非難の的に」という記事にまとまっています。
そんな折、AutoLinkへの対抗手段としてCode for Killing Google AutoLinkが公開されていました。仕事が早いというかなんというか。一番導入がお手軽と思しきはJavaScript to Kill Google Autolinkですが、Server Side SolutionsとしてPerl、PHP、ASPの各対応版があります……素晴らしい。とはいえ、個人的にこれを導入する予定はありませんので、念の為。Googleがユーザの声を聞く耳を持っていないとは思いませんし、今問題になっているのはあくまでもベータ版なわけですから、正式版では同機能が実装されない可能性があると思っています。
文書の作成者の意図せぬリンクが勝手に埋め込まれるというのは、確かに気味が悪いですけどね。そもそも問題は、文書作成者の手によるリンクとGoogle Toolbarによるリンクとが、ユーザにとって明確に識別できるか否か、ではないかと。その点がクリアになっていさえすれば、それほど大きな問題では無いように感じます。仮に識別可能であったとしても、僕自身がAutoLinkを積極的に使いたいと思うかどうかは微妙ですが。