今夜わかるHTTP

2005年1月2日 著

上野宣著「今夜わかるHTTP」を読了。昨年末にAmazonから購入した本です。書店店頭で手にとってパラパラ眺めたときには割と面白そうだなと思ったんですが、いざ読んでみたら全然つまらなかったという。まぁたまにはそういうこともありますよね……。実際のところ、iPod miniが当たるかもしれないキャンペーンに応募するために5,000円以上何か買うという目的における辻褄あわせの一冊でもあったわけですが、そもそも注文した全てが年内には届かなかったせいで抽選権もパァですｗ
誰にでも理解できるよう「優しく噛み砕いて」解説してくれていることを期待したものの、どうも単なる「広く、浅く」な内容なだけのようにしか受け取れませんでした。特に退屈に感じられたのが、ヘッダーフィールドとステータスコードを扱う第3章。本の構成上ちょうど真ん中辺りに位置している章にして最もページ数があり、かつその中身はかなり辞書的で個々の事項の解説も凡庸。わかった気がするだけで理解できなかったレベルから脱するには程遠いなぁとか思ってしまいました。そのへんは僕の読解力不足のせいだ！とか言われたらそれまでですが。
第4章のHTMLやXHTMLの紹介部分なんかスゲー微妙だとか思っちゃったしなぁ。たとえばHTML4.01+XML1.0=XHTML1.0なんていう図式があったんですが、「XMLによるHTML4.01の再定義」をこのような数式で表現して果たしてよいものかどうか。