S⁵ 1.0

2004年10月19日 著

Eric Meyer氏が、S⁵のVersion 1.0を発表しました。S⁵とは、Sの字が5つ並ぶ「A Simple Standards-Based Slide Show System」のこと。XHTMLとCSS、それにJavaScriptを用いてプレゼンテーションを行うための雛形として、誰でも自由に利用できるそうです。
(X)HTML文書の、いわゆるPowerPointチックなプレゼン的見せ方は、今までだとOpera ShowっていうOpera独自の実装に依存したかたちでしか試したことが無かったんですが、S⁵が公開されたことで他の多くのモダンブラウザで全く同様のことが可能になったのです（Opera Show 1.0との互換性は維持されているとのこと）。プレゼンテーションのコンテンツは単一のXHTMLファイルを編集するだけで良いですし、ヴィジュアルデザインをオリジナルなものにするにはpretty.cssをいじるだけ（サンプルも4種類ばかし公開されています）……素晴らしい。いまだマイナーな問題が残っているようですけど、もうそんなの全然気にしませんよ！！という感じ。
いやはや、これは「使える」ツールです。近く自分が講師を務めるセミナーがあるのですけど、当然のようにS⁵を使わせていただきます。もともと、WE04でのDougやDaveのプレゼンに触発され、Keynoteなんて買わずにプレゼンはWebブラウザで！と思ってたんで、これで作業が一気にラクになったかも。今後S⁵プロジェクトはSource Forgeに移るそうですが、とにかくEricはじめ開発者の皆さんに感謝感激。