PerlによるWebユーザビリティ向上テクニック
著
水野貴明著「PerlによるWebユーザビリティ向上テクニック」を読了。
本書は、これまでどちらかといえばフロントエンド周りの技術を中心に語られることの多かったウェブユーザビリティに対し、バックエンド周りで貢献できる事柄をまとめたもの。タイトルには「Perlによる」とあるものの、決してPerlで解決できるもののみを取り上げたわけでは無いらしい。
プログラムのソースまではいちいち読まなかったけど、基本的には既知の内容ばかりで、物足りない感じ。また、本当にユーザビリティの向上につながるのかが疑問に思える記述も含まれていて、微妙だなぁと思いました。セキュリティを扱った最終章は、本来それだけで1冊の本ができるほどの分野なわけで、ユーザビリティにこじつけて紹介しているぶん掘り下げ方がいかにも中途半端な印象。誤字脱字(「Bulknews」が「Bilknews」とか)もちょっと目立ちましたし、62ページの「<Files ~"^\.ht">」に関する説明は完全に間違ってるよなぁ。