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4日目(1999/12/29)

今、朝の6時だ。船の揺れはだいぶ大きなものになりつつある。

見渡す限りの海

昨夜はあれから船員の紹介や避難訓練、Captain's Welcome Dinnerがあった。僕はそれらのイベントの間隙をぬって実はベッド寝ていた。ディナーの始まるちょうど少し前に出港したらしいけど、寝てたせいでまったく気づかなかった。

救命ボート

避難訓練ではレクチャーの後、実際に救命胴衣を身につけてデッキに集まった。右側の船室の人は右側、左側の船室の人は左側の救命ボートに乗る。しかし最初は潜水艦?かと思っていたものが救命ボートとは。確かに寒い海のことだ、あれぐらいの装備は無いとダメなんだろう。

ディナーはかなりちゃんとしたフルコースだったが、やはり英語で食事の間会話をするのは難しい。間がもたないというか話題が続かないというか。これは英語力云々以前の問題なのだけれど。

そのあともいきなり着替えもせずに寝てしまったらしく、午前2時に大きくなってきていた船の揺れで目覚め、焦ってようやくパジャマに着替えた。

朝食はごく普通のバイキング形式。かなり揺れていたにも関わらず、シリアルに牛乳をかけすぎてしまい席に着く直前、早速こぼしてしまった。

9時半から最初のレクチャー。レクチャーの直前、ドアの隙間から部屋に投げ込まれた封筒があったから何だろうと思ったら僕宛てで、一体誰からだろうと思ったらあの田代さんからの手紙(というかメモ)だった。無事南極ツアーに参加し、今度日本に帰国するとのこと。とにかくお役に立てたみたいで嬉しいなぁ。

レクチャーは、英語の6割ぐらいしかわからなかったけど、スライドと事前の予備知識のおかげで結構楽しめた。

夕食を食べて戻ってきた。

その次のレクチャーは、結構話すスピードに付いていけず挫折?、かなりうとうとしていて気づいたら終っちゃってた。

揺れはゆっくりと、しかし確実に大きくなっていて、それからベッドに横になったらすぐ眠ってしまって、動けなくなってしまった。食欲も無かったせいか、昼飯を食べなかったことはそれほど気にもならなかった。これが俗にいう船酔いなのだろうか。センパア(酔い止め薬)は船に乗ってから1日1錠は服用しているのだけれど。

ぐうぐう寝て(これまでまともに寝てなかったぶんまで?)、あっという間に夕食。食欲も復活、会話も(聞いているだけの時間がずっと長いことには違い無いけれど)楽しかった。

太陽の出てる時間も圧倒的に伸び、今、夜の10時だけど日本の真夏の真昼のように明るい。今夜はちゃんとカーテンを閉めて寝よう、ただでさえしっちゃかめっちゃかに生活してるんだから。

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