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第9回アクセシビリティキャンプ東京

昨夜の覚え書き。株式会社アイ・エム・ジェイを会場に催された第9回アクセシビリティキャンプ東京に参加しました。

朝からほとんど何も口にしてなかったので、道すがらラーメンでも食べてから(=堂々と遅刻して)参加しようと思ったけど(おい)、冒頭のプレゼンを聞き逃すと後の議論に参加しにくいかもと思い直し、寒風の中を渋谷駅からてくてく歩き開始5分くらい前に到着してみれば、開始は10分遅れ&ショートプレゼンは無くさっさとグループ分けから議論タイムへ突入という流れに(涙)。「リビング」「水回り」「その他フリー」という3グループのうち、自分は「リビング」に参加しました。

グループの人数は5人(後に遅刻してきた車谷さんが参加し6人)、うち2人が弱視の方でした。自分はPCを持参していた関係で早々に書記&発表者として立候補。まずはどの家電について話しましょうか、というアイデア出しではテレビ、AV機器(HDDレコーダーやコンポ)、季節家電(エアコン、ホットカーペット)、掃除機、PC、ゲーム機が挙りました。結果的には話した家電も話さなかった家電もあり、また絶対リビングには置かないよね?っていう洗濯機について話したりもしましたねw 個々の家電について弱視者の立場からどう活用しているのか?課題は何か?というのを聞き出しては、どうすればアクセシブルに改善できるんだろうね、っていう話の流れが多かったように思います。そういう意味では、やや視覚障害への対応に偏った議論ではあったかも。

操作、特にリモコン周りに関する話が多く出たのですが、多機能ゆえにボタンの数の多いリモコンというのは、障害の有無にかかわらず使い方を覚えるのが一苦労のはず。そういう意味では、むしろ機能的には貧弱であってもシンプルであるがゆえに(リモコンにしろ本体にしろ)ボタンの数が少ない方が扱いやすくアクセシブルだったりしますよね。とはいえ機能が増えてしまうのは資本主義&技術革新の世界において不可避なケースが少なからずあるわけで、やはりUIをどうアクセシブルにするかが肝。あらゆる家電で自然言語の発話によるコントロールが可能なるといいよねとか、センサーや推論機能の進化により(人間が明示的に指示するまでもなく)良きに計らってくれる家電が増えると良さそう、というのが落としどころというか、グループにとって結論めいたものとなりました。

ちなみに次回のアクセシビリティキャンプ東京は4月の開催予定で、テーマはゲームに決まりました。

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