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グローバルナビゲーション不要論

多くのWebページでは、そのページが属するWebサイトの主要なコンテンツ/カテゴリーにアクセスするためのメニュー、俗にグローバルナビゲーション(以下「グロナビ」)と呼ばれるものがページの先頭近くに置かれています。もうだいぶ前から、そんなものは要らない(少なくとも「そこには」要らない)ということを自分は考えており、PCよりも物理的に小さな画面でWebを使うことが一般化した昨今においては益々、その思いを強くしています。

Googleなどの検索サービス経由でアクセスしたにせよそうでないにせよ、ユーザーの目的とするコンテンツは、あくまでもそのページ固有のメインコンテンツ(HTML5的にはmain要素内容)のハズ。であれば、それより前に余計な(メインコンテンツの一部を成さない)情報や機能はなるべく置かないほうが良い。スマートフォンの画面なんかで見たときに、そういった「余計な」情報/機能に画面の多くを奪われてしまっていたとしたら、相当イラっとします。ましてや、他のページに誘導するようなナビゲーションなぞ言語道断(まだメインコンテンツに到達すらしていないのに)。なんて書くと、少々煽り過ぎでしょうかね。サイトをメンテナンスする側の利便も踏まえ、たとえグロナビを置くにせよ、メインコンテンツより後ろに置くべきではないかなぁ。

このサイトにおいては、先月の大幅改修より前は、グロナビの類を一切設けていませんでした。現状、ホーム以外の全ページのフッター近くに「@kazuhitoの主なコンテンツ」というコーナー?を設置、それにグロナビ的な機能を持たせています。ページを先頭から順に最後まで読み進めたユーザーに向け、ホームにアクセスすることなく、他にどんなコンテンツがサイト内にあるかを知らせる手段として、控え目に(場所的にはページの末尾に)置いたものです。目下、サイト内検索を提供していないので、あってもいいかなと。もっともこのサイト、コンテンツの量がカテゴリー間で激しくアンバランスなので、それを置くことにどれだけの意義があるかは微妙ですけど。

かつてはlink要素で文書間の関係を記述しておきさえすれば、UA側でナビゲーションを提供してくれる(つまり文書作成者はbody要素内にメインコンテンツだけを記述すればよくなる!!)などという状況を夢見た時期もありましたが、月日が経って歳を取り、厨二病が多少なりとも緩和された結果として、そういう落としどころを得た......みたいな感じだったり、そうでもなかったり?

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